心 Distance 6 -ｺﾚｶﾞ 侍 ﾄｼﾃﾉ -

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カキーン、カキーンと球場に響く打撃音


今打席に立っているのはAである


そんな彼女の姿にみんな釘付け

理由は、、、その飛んでいく打球の方向が理由である




栗「Aちゃん
さっきから左半分にしか打球を飛ばしてないね」

吉村「これは狙ってやってる事なんですかね？」

栗「……狙ってるんじゃないかなぁ。
いやぁ、ここまでとは驚いたな」










＿＿＿「ありがとうございました！」


ふぅ、もうちょい飛ばせればいいんだけど
上手く力が乗らないなぁ


オ「いつもより振りが遅いんじゃねーの？」

「そんな変わらないと思うんだけど、
変に力入ってんのかな？」

オ「痛いところは？」

「無いかな。」

オ「大谷くん居ないから調子でないんじゃねーの？笑」

「そんなことありませーん🤪」


オリバーとデータを見ながら確認していると
岡本さんがトントンと肩を叩いてきた



和「Aさん」

「和真くんどうしたの？」

和「Aさんはどんな気持ちで打席に立ちますか？」

哲「あ、それ俺も気になる！」

穂「やっぱ点を取ることが1番？」


「うーん、私は別に点を取ろうと思って立ってないです。
一番に考えるのは投手が安心出来るかどうか。
私が塁に出れば点を取れるチャンスが広がる。
ヒットが出ないということは
投手にどれだけのプレッシャーを与えてるか。
少しの気持ちの揺れで投手は力みますし、荒れます。
野球は点を取ればいい訳でもない。
抑えて取る、これが大事だと思います。
私たち野手が投手にしてあげられることは
守って点を取ることしか出来ないので。
気持ちよく勝ちたいじゃないですか(笑)」




ほぉ〜。とみんな少しびっくりした表情をしている

あれ、変なこと言った？



近「やっぱ、おっちは投手優先で考えるんだな〜」

「え？」

近「だって、それ全部翔平の為のバッティングじゃん？」

村「確かに！」

「翔平だけって訳じゃないですよ？
投手みんなです！( *¯ ^¯*)ﾌﾝｯ」

哲「でもそれが結果として出てるなら
おっちはすげーな！」

「……私がこの世界で野球を続けるには
結果が大事だったから。
そのおかげで今めっちゃ楽しく野球出来てますし😁
皆とやるのもすっごく楽しいよ！！」


皆:ｼﾞｰﾝ…A…(´･ω･`*)♡


源「うんうん」肩ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

周「まじでようこそ Aさん‪」肩ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ


「ん？うん？」


拓「来てくれて本当に感謝してる🥲‎」

何故かみんなからハグされた

どうして？？

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