ドS王子 。2 緑

PRINCE32 ページ9

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「そうかな ?? わかんないけど 、‥ 」


「あんな わざとAちゃんと顔近くして
勉強教えてたやんか ? 」


「 ‥ そうだっけ ? 」






" 気付いてへんかったん ? " て クスクスと


目尻に皺を寄せて 笑ってる安くん 。







そういえば 、昼休み 忠義が


『Aもヤスも距離感おかしいねん』


って 言ってたっけ 。






ってええ !?


安くん 計算してたの !?


目の前で ふんわり笑顔の安くん 。


‥ もしかして 小悪魔 ?








なんて思ってると


「続きええ ? 」


「あっごめんっ ! 」


危ない 危ない 、自分の世界に入ってた 。







「そしたらわかりやす ｰ く妬いてたやんかぁ♪」


「 ‥ ほお」


「今日ココに来る前もな ? 」


「うんうん」


「すんごい顔で僕達見てたで♪」






どんな顔 ? て聞いたら


ム ｯ と唇をつき出して 不機嫌な顔を再現する安くん 。







「似てる !! そんな顔するよねっ ! 」


「やんなぁ ? んふふ」


「でも安くんは何かやっぱ可愛い 笑」


「大倉は ? 」


「あれは悪魔だよね 、もう 大魔王寸前の」







くしゃっと 顔を崩して笑う安くんは


" せやけど好きなんやもんな "


" やっぱAちゃんおもろいわぁ ｰ ♪ "


て 、私褒められたのかな ?






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