ドS王子 。2 緑

PRINCE25 ページ2

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学校に近づくにつれ


女の子達が 忠義に寄ってきて


教室に入る頃には 私一人 。







「おはよ 、安くん 、ナナ」


「おはよ 、Aちゃん♪」


「おはよ ｰ 」


「今日もご苦労様やね」





ふふ 、と安くんが優しい笑顔を浮かべたから


一瞬で癒やされる 。







「そういえば 安くんも頭良いよね ? 」


「う ｰ ん 、頭ええんかな ? 」





困ったように眉をたれさせたから


そっか 、自分で言い難いよね って納得する 。


でもナナ情報だと忠義も安くんも頭良いって


言ってたから 、







「勉強 教えて欲しいんだけど 、ダメかな ? 」


「あれ 、大倉には頼めへんかったん ? 」


「えと 、頼んだんだけど ‥ あはは」






苦笑いを浮かべると


汲み取ったみたいで 、" あぁ〜 、 なるほど "


って顔をした 。







「本番 明後日だし 、このままだと赤点確実で ‥ 」


「ええよ♪ほな 今日から始めよか 」







よかったぁ 。


安くんが 天使で 。





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