【文スト】「新年開けまして…あっ(小声)…閉めます。」中也「おィィィィィ!!!」【中原中也】

閉めます。45 ページ46

大きな爆発音と共に、黒蜥蜴は吹き飛んだ。


私は、上に重なる仲間達の中から這い上がり、ﾖﾛﾖﾛと立ち上がった。


貴女「そん……な…」

血と炎で赤くなる、回り。


爆発した車。

血だらけの黒服。

そして、あるところに目をやった


道造と、銀ちゃんと、広津さん。

３人して、私がいた場所より前…

…私を庇うように、倒れている。



貴女「私を守って…!?」


走りかけより、道造を抱き上げた。

私の彼だった人。

私が愛した人…


貴女「ねぇ道造!?起きて!目を覚まして?」



広津さんも銀ちゃんも、道造よりは傷が浅い…

道造が…全部守った……!?



立原「A……」
貴女「道造ッ」

立原「お前…が、死ん……だら……中原、幹部に…殺されっ……ちまう……だろ?」
貴女「ｸﾞｽﾞｯ……ん……うん…!」

道造が目を閉じた。
意識を手放したのだ。


心臓は動いてる。


涙を流して、私は道造を抱き締めた。

組合下級「……無駄死にしたか…!ざまぁない」


組合の犬に何がわかる…!?


貴女「…お兄ちゃん、皆……許して……」



私は立ち上がり…


髪の毛を結ぶリボンを解きながら呟いた



貴女「汝……煉獄なるcircusの許容。






吾、夢むは世の情けと死となる。





改めて吾を目覚ます事勿れ………!」



ｼｭﾙと髪を降ろして、手袋も外す。


私の体に、青い痣のようなものが浮かび上がった。



こいつらを殺す為なら



私はどんな手も尽くしてやる。

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