閉めます。37 ページ37
貴女「龍之介君。」
長く冷たい廊下を歩いている私たちの沈黙は、
あまりに重すぎて咄嗟に私が口を開いた。
芥川「なんだ?」
貴女「……あの、さ。
私に前した事………の、意味…聞いてもいい?」
そう、私がマフィアに帰ってきた頃………
姐様の部屋の前で、龍之介君に頬に接吻をされたこと。
龍之介君はふいと私には詰め寄ってきた。が、私の頭の上に手を置いて、
芥川「何れ話す。
此の戦、勝敗が決まる前、貴様に教えることだろう。」
貴女「龍之介君が死んじゃったら…如何するの。」
私はお兄ちゃんが汚濁を使ったときのように、
誰かがいなくなる様な経験はしたく無い
芥川「僕を信じた事は無いか?
僕は死なぬ。此処に誓う。
僕はAを必ず…………」
龍之介君の言葉が切れたと思えば、今度はお兄ちゃんが曲がり廊下に見えた。
窓硝子で見えて本当に良かった。
貴女「お兄ちゃ…」
芥川「此方だ。」
龍之介君に手を引かれ、首領の部屋とは正反対の方向へ向かう。
此方の方向、外じゃね…?
貴女「…何処行くの?首領の部屋は?」
芥川「煩い。」
そう云いスタスタ歩く。
貴女「=(;゚;Д;゚;;)⇒」
結構グサッと来たよ……
すると龍之介君は止まり、腕を離してくれた。
芥川「僕とて、中原幹部に迷惑はかけたく無いが、今は特別だ。」
貴女「…へ…」
龍之介君はまた私の頭の上に手を乗せて、
優しく、一寸心強く、頭を撫でてくれた。
芥川「此の戦が終わるまで、僕の答えは待ってくれるか?」
貴女「うん、待つよ。私ちゃんと…」
芥川「そうか。」
では行くぞ。と龍之介君は元来た道を歩いていった。
私もその背中を追いかけた。
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洸皐(プロフ) - コンペイトウさん» ありがとうございます!!おじいちゃんとニートですかww新しいですねw更新頑張りマッス♪ (2017年4月15日 18時) (レス) id: 5ca92de598 (このIDを非表示/違反報告)
コンペイトウ(プロフ) - 歴史が続く物を力として呼び出すと聞いて「え、だったらお爺ちゃんとかニートとか呼び出せるの?マジで?」ってなったのは記憶に新しい。はい。別ゲーの話は置いときましょう。うん。面白いです!更新頑張って下さい! (2017年4月15日 18時) (レス) id: 9ff541469f (このIDを非表示/違反報告)
皐如月(プロフ) - 汚濁さん» ありがとうございます!兄妹関係でこんなのありか!?って云うの目指してますw (2017年4月5日 13時) (レス) id: 392aa85c41 (このIDを非表示/違反報告)
汚濁 - とっても面白いです!ああ中也様抱きしめてー!!更新楽しみにしてます!! (2017年4月5日 11時) (レス) id: 2d516f1faf (このIDを非表示/違反報告)
皐如月(プロフ) - 四羅雪さん» 本当だ……あぁお恥ずかしい限りです!!有り難う御座いました!後愛読有り難う御座います! (2017年1月16日 6時) (レス) id: 392aa85c41 (このIDを非表示/違反報告)
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