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貴女「龍之介君。」


長く冷たい廊下を歩いている私たちの沈黙は、

あまりに重すぎて咄嗟に私が口を開いた。


芥川「なんだ?」


貴女「……あの、さ。


私に前した事………の、意味…聞いてもいい?」



そう、私がマフィアに帰ってきた頃………

姐様の部屋の前で、龍之介君に頬に接吻をされたこと。



龍之介君はふいと私には詰め寄ってきた。が、私の頭の上に手を置いて、



芥川「何れ話す。


此の戦、勝敗が決まる前、貴様に教えることだろう。」


貴女「龍之介君が死んじゃったら…如何するの。」


私はお兄ちゃんが汚濁を使ったときのように、

誰かがいなくなる様な経験はしたく無い


芥川「僕を信じた事は無いか?

僕は死なぬ。此処に誓う。


僕はAを必ず…………」



龍之介君の言葉が切れたと思えば、今度はお兄ちゃんが曲がり廊下に見えた。

窓硝子で見えて本当に良かった。

貴女「お兄ちゃ…」
芥川「此方だ。」


龍之介君に手を引かれ、首領の部屋とは正反対の方向へ向かう。

此方の方向、外じゃね…?


貴女「…何処行くの?首領の部屋は?」

芥川「煩い。」


そう云いスタスタ歩く。



貴女「=(;゚;Д;゚;;)⇒」


結構グサッと来たよ……

すると龍之介君は止まり、腕を離してくれた。



芥川「僕とて、中原幹部に迷惑はかけたく無いが、今は特別だ。」


貴女「…へ…」


龍之介君はまた私の頭の上に手を乗せて、

優しく、一寸心強く、頭を撫でてくれた。



芥川「此の戦が終わるまで、僕の答えは待ってくれるか?」




貴女「うん、待つよ。私ちゃんと…」


芥川「そうか。」


では行くぞ。と龍之介君は元来た道を歩いていった。


私もその背中を追いかけた。

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洸皐(プロフ) - コンペイトウさん» ありがとうございます!!おじいちゃんとニートですかww新しいですねw更新頑張りマッス♪ (2017年4月15日 18時) (レス) id: 5ca92de598 (このIDを非表示/違反報告)
コンペイトウ(プロフ) - 歴史が続く物を力として呼び出すと聞いて「え、だったらお爺ちゃんとかニートとか呼び出せるの?マジで?」ってなったのは記憶に新しい。はい。別ゲーの話は置いときましょう。うん。面白いです!更新頑張って下さい! (2017年4月15日 18時) (レス) id: 9ff541469f (このIDを非表示/違反報告)
皐如月(プロフ) - 汚濁さん» ありがとうございます!兄妹関係でこんなのありか!?って云うの目指してますw (2017年4月5日 13時) (レス) id: 392aa85c41 (このIDを非表示/違反報告)
汚濁 - とっても面白いです!ああ中也様抱きしめてー!!更新楽しみにしてます!! (2017年4月5日 11時) (レス) id: 2d516f1faf (このIDを非表示/違反報告)
皐如月(プロフ) - 四羅雪さん» 本当だ……あぁお恥ずかしい限りです!!有り難う御座いました!後愛読有り難う御座います! (2017年1月16日 6時) (レス) id: 392aa85c41 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:洸皐 x他1人 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2017年1月5日 0時

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