【文スト】「新年開けまして…あっ(小声)…閉めます。」中也「おィィィィィ!!!」【中原中也】

三社鼎立　３日前　ポートマフィア ページ34

ある日

紅葉の姐様が鴎外さんに鏡花だけは殺さないでほしいと申し出た


姐様は鏡花が大好きだった

私も勿論

貴女「姐様。鏡花は戻ってこないの。私の読みだけど。


姐様も知っての通り私の読みは当たる。
だざぁさんが認めたんだから。

お兄ちゃんも鴎外さんも私の読みは外れない……」


紅葉「其れでも善いのじゃ。

わっちは鏡花だけはわっちと同じ思いをさせとう無い。」


貴女「姐様…」


姐様は云う

紅葉「すまぬがA、今はわっちを独りにしてはくれんかの?」
貴女「わかった……姐様…………否、何でもない…」


そういい、私は姐様の部屋を出た


―――


ｺﾂｺﾂを踵を鳴らして、廊下を歩く


貴女「…道造?半月ぶりね。何か様かしら?」

そう、私の目の前に現れたのは……立原道造。

2年前…私と交際していた本人


お兄ちゃんには内緒の交際だった。

貴女「あの日からお兄ちゃんにバレていないようね。

如何?私と交際していた時を思い出すのは辛い?」


立原「別に。只、最近お前が近くに居ると思うと違和感があってな…」

貴女「消す?」

立原「趣味はそんなに悪かねぇよ。

爺さんが云ってた。お前が…………ってことを。


知らなかったぜ。正直。お前…」


貴女「もう広津さんったら……あの人そんな口軽かったっけ?

お兄ちゃんの重力くらい重かったと思うんだけど?」


立原「黒蜥蜴全員知ってたぜ。俺だけだ。知らなかったのは……」
貴女「銀ちゃんには一応…一葉ちゃんにも云ったし…


道造には、話す機会がなかったし?」


立原「俺が悪かった。」

貴女「気にすることじゃないよ。道造が背負うことじゃない…


私が米国に行った理由は……組合の潜入。別に対したことじゃない…




.




私はポートマフィアの為なら此の命が消えたって構わない。」



道造に歩み寄っていき、すれ違う瞬間、云った


貴女「……貴方の為にも。」

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