Episode.7 ページ7
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そして高校卒業から２年、私はそこそこ大きな病院で看護師として働いている。
今年の初め頃に２０歳になったばかりで、まだまだ新人だ。
先輩「Aさーん！先生の助手代わりにお願い！ちょっと手が離せなくて！」
「了解です、行ってきます！」
でも、いい実績は残せてると思う。
子供が大好きなところや、割となんでも出来る器用さを活かせていて、先輩からも同僚からもよく羨ましがられる。
このままいけば将来安泰かも……なんつって……
先輩「Aさんもう上がっていいよ、今日は忙しかったでしょう？お疲れ様。」(^^)
「それじゃあ、お言葉に甘えて…ありがとうございます。お疲れ様です！」
優しい先輩方にも恵まれて、楽しく充実した毎日を送れてる。
もちろん楽しいだけじゃない。
辞めてしまいたいと思ったことだって数え切れないほどある。
だけど、それでもめげずにここまで耐えて頑張ってきた。今日は家に帰ったらすぐ寝よう……
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prrrrr…
「？」
帰宅後、
就寝準備をしている時、懐かしい人からの着信が
UN《お久しぶりAちゃん♪》
「ウナじゃん！久しぶり〜」
ウナとは中学までで腐れ縁が解消。
高校からはちょくちょく会って遊んでたりもしたけど、社会人になってからは私は看護師、彼女は出版社で働いていて、お互い忙しくココ最近は会えていなかった。
「どーしたの？」
UN《来月は待ちに待った成人式だよ！！！》
「そーね、それがどうしたの？」
UN《………相変わらずだね、その対応。》
………久々に何を求めているのだ。
UN《成人式の前に１回２人で会いたくない？》
「えーそう？」
UN《も〜冷たい！！》
「でもそういうところが好き！」なんて愛の告白をされた。
UN《当日だとお互い話したい相手いっぱいいて、2人だと全然話し出来ないんじゃないかなって思って。積もる話もあるしさ！》
「んー確かにね、しょうがないなあ、会っとく？」
UN《会う〜！！！》
相変わらず、可愛らしくて憎たらしいわ。()
UN《じゃあまた今度♪》
「うん、じゃあね。」
久々に大親友とゆっくり会える。
唯一何でも話せる相手だ。
まだ何週間か先だけど、それに向かって頑張れる気がした。
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作者名：夢 | 作成日時：2021年2月23日 22時
