貴族との出会い2 (ページ14)

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[貴女side]

涼太さんの買い物が終わったとのことなので彼の家に向かう

会える喜びでついついニヤついてしまう

会いたい気持ちが強くなって小走りしたのですぐに着いた

インターホンを鳴らすと

「いらっしゃい」

とロビーへ繋げてくれる

涼太さんはこの町でもトップレベルの良いマンションに住んでいる

セキュリティ対策はバッチリで、普通に働いてても住めるような場所ではない

豪華なエレベーターに乗り、10階のボタンを押す

10階ともなると本当に景色が綺麗で、この町を一望することができる

このマンションは町の中でも背が高い方で、景色の邪魔になるような建物はほとんどない

いいなぁ…私もこんなところ住んでみたい

そう考えてるうちに10階に到着

エレベーターの扉が開くと、そこには涼太さんがいる

宮舘「お疲れ様、Aちゃん」

『ふふ、お疲れ様です』

私が来る度に家の中ではなくエレベーターの前で待って迎え入れてくれる

そのまま私から荷物を受け取り、部屋までエスコートするものだから、お嬢様になった気分になる

玄関に入ると改めて

宮舘「いらっしゃい、お嬢様」

っていつも言われる

『いっつもお嬢様って言いますね笑』

宮舘「あれ、違ったか
そしたら姫かな？」

『…うふふ笑Aです笑』

宮舘「A姫ですね」

いつものやり取りなのに毎回ドキドキしちゃう

涼太さんに涼太さんのイイ声で姫なんて言われたら誰だってドキドキすると思うの

私以外にも姫って呼ぶ人いるのかしら

女の子全員、涼太さんにとっては姫…？

私だけがそう呼ばれてたら嬉しいな…