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おすすめのお店に着いて、頼んで、運ばれてきたそれぞれの料理を食べる。
善「美味しいぃぃぃぃぃっ!!やっぱり鰻最高ッ!」
善逸は美味しそうに口の中に鰻を入れて幸せそうにしてる。
嘴「うめぇ!!やっぱりコレだな!!」
伊之助も嬉しそうに天ぷらを頬張る。
『良かった。そんなに美味しそうに食べてくれるから三人に奢っても全然苦じゃないよ。』
炭「そうか?なら良かった!」
確かに三人とも男の子だから異常な量を頼んだ。
でも滅多にお金も使わないから全然大丈夫なんだけど…。
それ以上に三人の食べっぷりに嬉しくなる。
善「俺たち、めちゃくちゃ食べてるけどAちゃんはそれだけでいいの?」
『うん、そんなに今お腹空いてないの。』
あたしは餡蜜を食べてるけど、善逸が心配そうに見てくる。
善「それならいいんだけど…。Aちゃん、なんだか痩せたような気がする。いやっ、Aちゃんは元々スタイルが良いからめちゃくちゃ可愛いし綺麗だよ?」
『ありがとう、善逸。あたしなら大丈夫だよ。』
あたしは餡蜜を全て食べ終わって善逸を見ようとした。
でも…。
『むぐっ!?』
口の中に何かを入れられて誰にも見えない目を見開いた。
嘴「特別に俺様の天ぷらやるっ!」
そう言われて伊之助に天ぷらを入れられたのが分かった。
美味しい…。
でも急だったからちょっと喉に…。
『ゴホッ。あ、ありがとう、伊之助。』
嘴「俺様に感謝しろよ!」
善「いやいや、これAちゃんの奢りなんだから伊之助に感謝しても…。」
嘴「うるせぇ!!」
善「ギャァァァァァァ!!」
炭「コラッ!二人ともやめるんだ!」
相変わらず元気だなぁ。
あたしは三人を見つめて天ぷらを飲み込む。
すると、善逸が何か思い出したかのように言った。
善「あ!そうだ!Aちゃん、今日の夜暇?」
『え?あ、うん。』
お館様に休むように言われてるからね。
善「なら今日の夜、祭りがあるんだ!一緒に俺たちと行こうよ!」
『え?』
善「浴衣着て…。せっかくのお祭りなんだから。」
『え、あ…。』
炭「こら善逸。Aの返事を聞こう。俺も来てほしいと思うが、Aの意思が大事だ。」
炭治郎…。
『…行く。』
炭&善「「!」」
『行きたい…。』
こんなに優しくしてくれたんだ。
それにせっかく誘ってくれてる。
それを断るなんて、絶対出来ない。
あたしが行きたいと言うと、炭治郎、善逸、伊之助も嬉しそうに笑った。
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実弥 - 更新ファイト! (2021年1月9日 0時) (レス) id: be651dffc3 (このIDを非表示/違反報告)
さむつむ(プロフ) - コメントと長文失礼します。続きが気になって、一気に読んでしまいました。夢主ちゃんがまたみんなと笑い合える日が来ることを祈りながらこれからも読んでいきたいと思います。更新楽しみにしてます。お疲れの出ませんように… (2020年8月15日 22時) (レス) id: 0a4236f730 (このIDを非表示/違反報告)
甘奈味 ミシェル(プロフ) - 餡蜜ちゃんさん» きっと、その思いだけで嬉しいと思いますよ。 (2020年8月3日 19時) (レス) id: b83386f481 (このIDを非表示/違反報告)
餡蜜ちゃん - 夢主さん、幸せになって欲しいです。 (2020年8月3日 17時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
甘奈味 ミシェル(プロフ) - 優しい子が悲しむ姿が見ているだけでとっても悲しくなりますよね…。 (2020年8月1日 22時) (レス) id: b83386f481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘奈味 ミシェル | 作成日時:2020年7月20日 23時