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事務所に着いたら共有スペースで小島さんが難しい顔をしてパソコンとにらめっこしていた
「おはようございます
どうしたんですか？」
小「コントのオチが思いつかん
横山くんに見てもろてええやんって言ってもうてんけど
なんかもうちょっと出そうやねんなぁ」
そう言って手元にあるパソコンを触っている小島さんはものすごくイケメンだ
「小島さんっていつも事務所で台本書いてますよね」
小「家やと甘えてまうねんな〜 こうやって出てこん時とかTV見てしもて結局なんも書けやんかったりするねん
事務所おった方が仕事してますって感じやろ」
「どんな内容なんですか？」
小「今回はラブストーリーかぐや姫のオマージュやねん
パクリちゃうで
かぐや姫ってなんで月に帰ってまうんやろうなぁ」
「月に好きな人がおるからじゃ無いですか？」
小「でもさ地球でも帝とええ感じになるから
帝から守ってもらえるんやろ？」
「好きな人と彼氏は別って言う考え方だったとか」
小「ええ〜！そんな事ある？」
「小島さんほどイケメンだったら無いでしょうけど
ありますよ 好きな人に告白する勇気が無くて告白してくれた人とお付き合いする事」
小「そっか〜なんかオチ思いついたわ ありがとう」
「お役に立てて良かったです」
小「Aちゃんも好きな人と彼氏は別タイプなん？」
「私は出来れば好きな人とお付き合いしたいと思ってますけど、なかなか好きな人に好きになって貰うのは難しいですよね」
小「好きな人に好きになってもらえたらええね」
「今はAぇさんの事で頭いっぱいでそんな人居ませんから」
そっか、末澤さんの好きな人はかぐや姫で月に帰ってしまうんだと考えるようにしよう
って私、相当アホやな
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作者名：ほままる | 作成日時：2022年10月28日 15時
