八話マルフォイ ページ9
すると、コンパートメントの戸が開いた。そこに居たのは三人の男の子。
二人はがっちりとガタイの良い男の子。
真ん中のもう一人はプラチナブロンドの髪をした青白い子だ。
どうやら、ここにハリーがいる事が汽車の中で噂になっているらしい。
ロンはじっと後ろの二人を見る。
プラチナブロンドの男の子は｢こいつはクラップ、こっちがゴイル｣と無造作に言った。
｢そして僕がマルフォイだ。ドラコ･マルフォイ｣
ロンは名前を聞いてクスクスと笑うのを我慢している。
Aはコラと肘でロンをつつく。
｢僕の名前が変だとでも言うのかい。君が誰だか聞く必要もないね。パパが言ってたよ。ウィーズリー家は皆赤毛で育てられないほど沢山子供がいるってね。｣
ふんっと鼻を鳴らすマルフォイを見て、またも苦虫を噛み潰したような顔を浮かべるA。初めて友達と言ってくれた双子達を、優しいモリーの事をこんなにも言われるとは。
｢言い過ぎなんじゃないの？マルフォイ君だっけ』
｢君、名前は？両親は魔法使いか？｣
『A･サロウ。えぇ、両親は魔法使いよ。』
｢そうかい。マグル産まれの子とは話したくないんでね｣
＿＿なんて失礼な子だろう。
Aの第一印象はこうだった。
｢君も新入生だろう。それにポッター君そのうち家柄の良い魔法族とそうでないのがとがいるのがわかってくるよ。間違ったのとは付き合わないことだねその辺は僕が教えてあげよう｣
マルフォイから差し出される手。
これは恐らく、どちらかがその手を握る事を前提とし差し出されている。
しかし、
｢間違ったのかどうかを見分けるのは自分でもできると思うよ。どうもご親切さま」
ハリーはAでさえも分かるくらいに冷たく言い放った。
かく言うAも
『私新入生じゃなくて転入生。貴方よりは年上よ？年上への話し方を教えてあげようかしら？』
少し威圧的にそう言って見せた。
双子達に対して嫌味を言われた分を込めて。
マルフォイはその青白い頬を少しピンクに染めながら、
｢ポッター君、サロウ君、僕ならもう少し気をつけるがね｣嫌味ったらしく言うマルフォイ。
『お生憎私は既に自分で考えて発言してるのよ！それじゃあ』
ツンとした態度でそのロングヘアをたなびかせるとスタスタと歩いていった。
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とちょう(プロフ) - リズ*さん» わーーーーー！！！ありがとうございます！頑張ります！！ (2023年3月27日 14時) (
レス) @page16 id: 9c17a4ec76 (このIDを非表示/違反報告)
リズ*(プロフ) - 更新あったらわー！ってなるぐらいストーリーが面白いです🥺更新頑張ってください！ (2023年3月20日 21時) (レス) @page16 id: 5bdbb293da (このIDを非表示/違反報告)
早とちり - なるほど、じゃあ気長に待ちますね。 (2023年3月20日 1時) (レス) @page15 id: a5c7ad3b98 (このIDを非表示/違反報告)
とちょう(プロフ) - 早とちりさん» ありがとうございます！！ゆっくりではありますが続き書いていくので何卒よろしくお願いします！ (2023年3月18日 11時) (レス) id: 9c17a4ec76 (このIDを非表示/違反報告)
早とちり - むちゃくちゃ続きが気になります！更新日を教えてください (2023年3月17日 22時) (レス) id: a5c7ad3b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅん | 作成日時：2023年2月24日 22時
