天才発明家 ページ6
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「だったら、お前の目的、やりたい事が見つかるまではこの家に置いてやるわ」
「い、いいのか」
『え、本気で言ってるの、ヴォルフさん』
先程のメスの件でも恐怖心があるのに一緒に住むだなんて…。絶対無理だ。
「お前もそろそろワシ以外にも慣れる頃じゃろ。ここに置いてやっとるんだから、ワシの決定には従うんじゃ」
そういわれ、納得はできていないが、ヴォルフさんの言う事だ、聞かない訳にはいかない。私はこくりと頷く事しか出来なかった。
「ただし、ひとつ覚えておけ！
人生は常にギブアンドテイク！これがワシの信念じゃ！お前にはワシの労働力になってもらう！やってもらう事は山ほどあるぞ！
ワシは安全な暮らしをお前に与え、お前はワシに労働力を提供する！それで構わんな!?」
はぁ、ヴォルフさんってこんな言い方でしか好意を表せない。二年間一緒に暮らしてるからよく分かる。
それを見て、ロー君は笑顔を見せた。
「ようやく笑顔を見せたな」
そう言ってヴォルフさんは嬉しそうに笑って見せた。
「そういや、爺さんの仕事ってなんなんだ。強盗の手伝いなんてのはごめんだぜ」
「ばっかもん！このワシを誰だと思っておるんじゃ！そんなしょうもないことするわけがなかろう」
「誰だと思うも何も、俺はあんたの事なんも知らねぇよ」
「おおう…そうか、自己紹介も済ませておらんかったな。よし、耳をかっぽじって、よく聞けい！ワシの名はヴォルフ！稀代の天才発明家、ヴォルフ様じゃ」
「天才発明家？じゃあそっちのちっこいのはなんなんだ？」
そう言って私を指さすロー君。
『……ハティ……ヴォルフさんの弟子』
弟子、と聞いてロー君はやはり信じられないような感じ。実際、ヴォルフさんの格好ときたら、変な柄のシャツにサンバイザー、私でも初めて見たは疑うほど。
「なんじゃ、信用出来んという顔じゃな。ちょっと待っとれ。｣
部屋に取り残されたロー君はこちらをじっと見つめる。
「お前、ほんとにアイツの弟子なのか？」
『まぁ、一応』
そういうとロー君は興味なさげに
ふうん、とだけ呟いた。
＿＿自分から聞いたくせに
そんな話をしているとヴォルフさんが一つの箱を持って戻ってきた。
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とちょう(プロフ) - 嫁子ちゃん。さん» よめちゃん読みに来てくれてありがとうー！！！！！頑張って続き書くー！！！ (2022年10月2日 19時) (
レス) id: 9c17a4ec76 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - とちょーちゃん〜🌠読みやすくてすっごい好き！！無理しないで頑張って🎉続き楽しみにしてます！ (2022年10月2日 19時) (レス) id: 4de2fab171 (このIDを非表示/違反報告)
とちょう(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます！トラ男落ち目指して頑張ります！！ (2022年9月18日 12時) (レス) id: 9c17a4ec76 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？できればトラファルガーローオチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援してます。 (2022年9月18日 12時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とちょー | 作成日時：2022年9月17日 20時
