ペンギン帽の腕 ページ25
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あれから四日が経ち、二人共目を覚ました。
彼らのその表情を見るに、何が起きたかはわかっている様だ。
キャスケット帽の子の手術は成功し、徐々に体力を回復していけば問題はないらしい。
問題はペンギン帽の方だった。
一度、腕が取れているのだ、それをローが接合した……。ローの医者としての腕を信じてないわけじゃない。だけど、と最悪の結末を想像してしまう。
｢今から包帯をとる。それで腕や指が動かせるか、確認するぞ｣
｢お、おう｣
ペンギン帽は怯えた様子で包帯を取るローを見つめる。
その場にいる全員が息を飲み、見守っている。勿論、私もその一人。
｢ゆっくりでいい。感触を確かめるように、そっと動かしてみろ｣
｢う、うん……｣
ペンギン帽がじっと自分の腕を見つめる。
そして、
ぴくり。
小指が動いた。
それから順に、薬指、中指、人差し指、親指、そして、腕も上がる。
これは、成功ではないのではないのではないだろうか。
｢うおおおおおおん！良かったぁぁ！｣
『良かったねぇ〜！ペンギン帽君！！』
あまりの嬉しさに、ベポ君と私はペンギン帽君へ抱きつく。
｢ありがとう、ありがとう…｣
と、ペンギン帽君が涙を流す。
｢俺、もう絶対に死ぬんだって思ってて……怖くて……でも、あんたたちのおかげで、こうやって、生きでるっ！｣
キャスケット帽君も涙で顔をくしゃくしゃにする。
そんな二人にローは
｢ただの気まぐれだ｣
とだけ、誰よりも助けようとしてたのに。
それから一週間、彼らの体調が回復してから、ベポ君の時のように、事情を聞くことにした。
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とちょう(プロフ) - 嫁子ちゃん。さん» よめちゃん読みに来てくれてありがとうー！！！！！頑張って続き書くー！！！ (2022年10月2日 19時) (
レス) id: 9c17a4ec76 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - とちょーちゃん〜🌠読みやすくてすっごい好き！！無理しないで頑張って🎉続き楽しみにしてます！ (2022年10月2日 19時) (レス) id: 4de2fab171 (このIDを非表示/違反報告)
とちょう(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます！トラ男落ち目指して頑張ります！！ (2022年9月18日 12時) (レス) id: 9c17a4ec76 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？できればトラファルガーローオチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援してます。 (2022年9月18日 12時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とちょー | 作成日時：2022年9月17日 20時
