二人の事情 ページ26
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｢ガキ共！まずは改めて自己紹介をせい！
今更だが、ワシは天才発明家、ヴォルフ様じゃ！敬意を込めて呼ぶように！｣
｢あー、お前ら、このじいさんの言うことは適当に流しておけ。実際はただのガラクタ屋だ｣
『でもせめて、さんはつけてあげてね。拗ねちゃうから』
｢やかましいわ！ロー！それに、ハティ！そんな事で拗ねたりせんわい！｣
顔を真っ赤にするヴォルフさん。
そんなヴォルフさんを横に、二人は自己紹介を始めた。その様子にはまだ、私達を怖がっている感じがある。
ペンギン帽をペンギン君、
キャスケット帽をシャチ君
そこから、二人の身の上の話が始まった。
｢俺とシャチは森の奥に小屋を立てて2ヶ月くらい前から暮らしてるんだ。俺もシャチも狩りはそれなりにできるし、冬でも実のなる木も生えているから、食い物には困らなかった。
だけどあの日、狩った鶏肉を焼いてたら、その匂いに誘われてイノシシがいきなり飛び出してきたんだ……そして、そのイノシシの突進でシャチが腹を抉られて……｣
そこまで話したペンギン君は大きく深呼吸を落とした。辛い話を思い出させているようで、胸が痛い。
｢焦らなくていい｣
ヴォルフさんがそう言いながら、水を差し出す。私もペンギン君の背中を摩った。
｢すぐにイノシシは俺の方に向かってきた。
逃げる事はできたけど、シャチを置いて逃げる訳にもいかなくて、仕方なくおれは手に持っていた手榴弾を小屋から取り出して、投げつけようとしたんだけど、｣
『それが手元で爆発して、大怪我したって訳かな』
ペンギン君が言おうとしていた事を、私が言い当て、ペンギン君は少し目を見開いては頷いた。
しかし何故＿＿
｢小僧、何故お前は爆弾を持っていた？｣
｢……街で盗んだ。森で暮らすんだったら、役に立つと思って｣
｢なるほどな、盗みは良くないが獣への対処という意味では理にかなっている｣
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とちょう(プロフ) - 嫁子ちゃん。さん» よめちゃん読みに来てくれてありがとうー！！！！！頑張って続き書くー！！！ (2022年10月2日 19時) (
レス) id: 9c17a4ec76 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - とちょーちゃん〜🌠読みやすくてすっごい好き！！無理しないで頑張って🎉続き楽しみにしてます！ (2022年10月2日 19時) (レス) id: 4de2fab171 (このIDを非表示/違反報告)
とちょう(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます！トラ男落ち目指して頑張ります！！ (2022年9月18日 12時) (レス) id: 9c17a4ec76 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？できればトラファルガーローオチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援してます。 (2022年9月18日 12時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とちょー | 作成日時：2022年9月17日 20時
