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今の僕 ページ13

･








目が覚めた僕は


予約していた花束を受け取りに行き


彼女の元へと足を速めた。







ほんとは分かってる。


足を速めたって意味無いことくらい。









｢ごめんな最近仕事忙しくて｣





雪の中たたずむ彼女は

今日が自分の誕生日なんて忘れてるかのような姿で






｢見てこれ、今日のために用意したんやけど気に入ってくれる？｣







僕は薔薇の花束を差し出して彼女を華やかにしてあげた。







｢A、お誕生日おめでとう｣








･

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作者名：ののいん | 作者ホームページ：http:  
作成日時：2018年1月20日 3時

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