夢で会うのは何回目？【名前変換オリジナル】 (ページ19)

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＃18 ＜仮想世界は。＞ページ19

次の日になって話を聞いた。

内容はそう難しいものではなかった。

仮想世界は現実世界とリンクする部分があり、その境界線があの先生が作ったゲーム。

そして、記憶改変。これも難しい原理ではなく、仮想世界でのキャラクター(オリジナル)が暴走した場合のみ適用される一つの異世界リンクらしい。

先生がそのゲームを作った理由も解明されていないし、どのようなプログラムやデータを組み込んだのかもはっきりしていない。

しかしなぜそのことを不思議な少年の名前とクラスメイトの名前が知っているのかは教えてくれなかった。

きっと彼らにも何かあるのだろう。

ちなみに昨日会ったあの少女は、異世界誘導係らしい。つまりこちら側、簡単にいえば現実世界をうまく利用しようとしていたらしい。

つまり異世界人と言うことになると思うが、違う。この世界の人間だが、仮想世界のメッセージを受け取り、その通りに行動を要請されているらしい。

相当ゴタゴタしてきていた。

「記憶改変が自身に発生したことも簡単に思い出せるように、データを転送してもらうまで待つしかない」

なんて不思議な少年の名前に言われたのも覚えている。

それもそう遠くない未来といった。

そろそろなのだろうか、その時とやらは。