はちわです ページ9
「なぁ、どうすればいいと思う?」
「俺に聞かれてもよくわからないめう」
ロボロが訪問してきたから取り合えず紅茶は出しているものの、さっきからロボロの惚気話が止まらない。
「大体、もうじゅーぶん堕ちてると思うけどなぁ。」
「足りひんわ。お茶会で紅茶あるのに菓子なかったらどう思う?」
確かに、それは何かが足りないけど、その例えは少し違うと思うのだが。と言う事は言わないでおこう。
「でも、Aちゃんはめっちゃロボロの事好いてると思うで?」
「それは分ってんねん。」
分かっているならなんでまだこの話を続けるんだろう。というか、ほとんど俺のフォローみたいになってへん?
「つーか、なんで俺なん? その手の話なら大先生とかがええんちゃう?」
「Aがオスマン訪問しようとしてたから」
「させないようにしたんやな」
結局は誰かのところに行ったみたいだけど、ロボロの事だからその誰かというのも特定できているのだろう。
「早いところ、俺に依存してもらいたいんや」
「……うん」
「俺が居ないと生きていけない、ってAに縋られた幸せやなぁ」
妄想を繰り広げているのだろうか、今にもとけそうな笑顔を向けてくる。ちらりと見えた桃色の瞳は猟奇的にギラギラと光っていた。
「……、そやな。前に飴と鞭を上手に使い分けたら相手が依存するって聞いたことあるけど。」
「飴と鞭? ……DV男になれって?」
「ちゃうわ。優しくして、ちょっと厳しい意見も言ったりしたらええんちゃう?」
こいつの飴と鞭のイメージどうなってんのや。なんでDV男が出てくんねん。まあAちゃんなら受け止めるやろうけど。
「具体的に、Aちゃんが頑張ったらできるようなこと何かお願いするやろ。あと、適度なオウム返し。」
「へぇ、なんや簡単なんやな。」
下心があるんやろうかって思われたら終わりやからな、と付け足す。
思ったんやけど、もう既にロボロがAちゃんに依存気味ちゃう?
「よっしゃ、頑張るで!」
「おー。頑張るめう」
これをAちゃんが故意にやったとしたんなら、Aちゃんって意外と策士なんかな?
いつも、かわいらしい笑顔でロボロ君ロボロ君って言ってるイメージがあるけど。
「じゃあ俺A迎えに行ってくるわ。嫁修行してたみたいやから甘やかしてくる」
「へ〜……」
ロボロは最後に、俺の出した紅茶の残りを飲み干してから部屋を出て行った。
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林檎好き系猫 - 地上の昆布さん» 夢主さんは多分死に顔堪能したいのでゆっくり殺りますね。←こんなサイコの主人公で良いのだろうか (2019年12月8日 21時) (
レス) id: d94760e07b (このIDを非表示/違反報告)
地上の昆布 - リーア…爪剥がして四肢を切り落としたかった…←ただのサイコと心無し (2019年10月17日 4時) (レス) id: e7c9970669 (このIDを非表示/違反報告)
林檎好き系猫 - ウサギ餅さん» 夢主さんは多分躊躇いもなく目玉取りますね。←ロボロさん傷付けられたら心無くすので (2019年8月21日 22時) (レス) id: d94760e07b (このIDを非表示/違反報告)
ウサギ餅 - リーア…目玉取りたかった←私は心無いからきせんといて (2019年8月19日 21時) (レス) id: 81f7a86961 (このIDを非表示/違反報告)
林檎好き系猫 - るうさん» 書いている私もそんな心境です(笑) 是非最後まで見てやってくださいね! (2019年6月29日 18時) (レス) id: d94760e07b (このIDを非表示/違反報告)
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