にじゅうにわです ページ23
しまっていた拳銃を取り出す。アイツに銃口を向けてから引き金を引いた。必ず当たる。はずだったのに。
「Aっ!」
「ロボロ様!?」
ロボロ様がアイツを押す。扉とアイツの距離が近かったせいだろうか。偶然入ってきたロボロ様がアイツを庇ってしまった。
「ロボロ君っ! なんで……」
なんて大きな損害。次の一発で確実にアイツを仕留めないと。急いで銃を構えて発砲する。
「ロボロ君……どうして」
アイツの体がわなわなと震える。こちらをバッと見た後に私を睨み付けた。血走った目。完全に正気じゃない。
「私達幹部には、なるための条件があります」
と一区切りし口を閉じると、飛んできた銃弾をするりと避けた。焦り何発撃っても、アイツに当たらない。
「なんでっ……」
「この国の幹部は、これを避けるくらい出来なければいけません」
ゆっくりと近づいてくる。一瞬のホラーみたいで恐怖を感じ、最後の一発を撃つ。
「その型の拳銃は装填数６発。これが最後ですね?」
軽々しく避けられる。もう銃は使えない。拳銃を捨ててアイツと向き直る。
「死ね」
素早い動きに着いていけず、顎に強い蹴りを入れられる。視界がフェードアウトしていく。
☆☆☆
「ロボロ君っ……!」
インカムでの報告は済ませた。もうじき幹部達があつまるだろう。
そんな事より、今一番大切なのはロボロ君だ。私を庇ったばかりにロボロ君が怪我をしてしまうなんて。書類やリーアをほったらかしにして、ロボロ君に駆け寄った。
「どうして私なんかを庇うんですか、ロボロ君! 」
意識を失って、肩で息をしている。ロボロ君の体に銃弾が当たった。死んではいないと思うけれど、ヘタに手は打てない。
「おい!」
バン、とドアが開いて皆が入ってくる。医務員もいたようで、ロボロ君に近づくと様態をみていた。
「取り合えず、こっちは縛り上げていつもの部屋に」
シャオロンさんたちが縛り上げる。コネシマさんたちと共に連行された。とはいっても、意識はまだ戻っていないようだけど。
「ロボロを医務室へ。Aはどちらに行きたい?」
「もちろんロボロ君の方です。それから、コネシマさんに伝えてください。
リーアは私が殺します」
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林檎好き系猫 - 地上の昆布さん» 夢主さんは多分死に顔堪能したいのでゆっくり殺りますね。←こんなサイコの主人公で良いのだろうか (2019年12月8日 21時) (
レス) id: d94760e07b (このIDを非表示/違反報告)
地上の昆布 - リーア…爪剥がして四肢を切り落としたかった…←ただのサイコと心無し (2019年10月17日 4時) (レス) id: e7c9970669 (このIDを非表示/違反報告)
林檎好き系猫 - ウサギ餅さん» 夢主さんは多分躊躇いもなく目玉取りますね。←ロボロさん傷付けられたら心無くすので (2019年8月21日 22時) (レス) id: d94760e07b (このIDを非表示/違反報告)
ウサギ餅 - リーア…目玉取りたかった←私は心無いからきせんといて (2019年8月19日 21時) (レス) id: 81f7a86961 (このIDを非表示/違反報告)
林檎好き系猫 - るうさん» 書いている私もそんな心境です(笑) 是非最後まで見てやってくださいね! (2019年6月29日 18時) (レス) id: d94760e07b (このIDを非表示/違反報告)
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