・ 出会い ページ7
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足取りが重い ..
今は放課後 。
大半の生徒が部活動に励み 、汗を流し 青春を謳歌する時間 。
私もある意味 、その内の1人である 。
にしても .. 千早ちゃんは強引だな ..
カルタ部を少しでもいいから見にきてほしい .. か
確かに カルタ部の部員さんには興味があった 。
寄せ集めの部活だって他の子は言ってたけど ..
廊下を少し進み右に曲がると
【 カルタ部 】
と書かれた紙が貼られている教室を見つけた 。
.. ここだよね
天候初日の時のような 緊張感を感じながら ゆっくりと扉を開く 。
バン ‼
乾いた畳を叩く音 。
その音に全神経が集中してしまって
私の顔に札が迫っていることに気づかなかった 。
案の定
ペチと私の額に札が当たる
真 「 あ .. 」
しばらくの沈黙
部室には顔が整った 男の子が1人いるだけで
他には誰もいない 。
真 「 ご 、御免 ! 大丈夫だった ? 」
「 え 、あ .. だ 大丈夫大丈夫 ! 」
慌てて額に当たって落ちた札を拾う 。
私が札に手を重ねると 暖かい手が私の手を包んだ 。
「 へ .. 」
真 「 あ .. ご 御免 .. ! 」
恥ずかしそうに 、でもそれを隠すように私から手を退ける 。
それを見ると 顔が火照って胸が苦しくなった
あれ
こんなの いつぶりだろう 。
私がカルタと出会ったあの日もこんな風に苦しくなった 。
拾った札にふと目をとめると
瀬をはやみ ..
私の得意札 ..
真 「 瀬王さん 」
「 ひはあい ! 」
急に呼ばれて変な声がでてしまった ..
い 、印象 最悪だぁぁ ..
真 「 はは 、そんなに緊張しなくても大丈夫 ( 微笑 」
.. 凄く楽しそうに笑うんだなぁ
また
胸が苦しくて あつい
真 「 俺は真島太一 、瀬王さんと同じ 1組だよ
今日はわざわざ来てくれて有難う 」
優しい声
キラキラした笑顔
もしも
一目惚れっていうのが 本当にあるのなら
わたしは 真島くんが好きなのかもしれません
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YUKI - ……ん?お、終わった?つ、続きはないんでしょうか? 続きが気になります! もし、もしもかいていただけるのならば、書いてほしいです!待ってます! (2018年3月23日 14時) (レス) id: 9515212af0 (このIDを非表示/違反報告)
大好き - えっ、終わり〜!? (2018年3月17日 23時) (レス) id: 4131fdcbb7 (このIDを非表示/違反報告)
まひまひ松(トド松を…カラ松を…愛しているよぉ!!) - え………お…終わり? (2017年9月19日 17時) (レス) id: 701c62b262 (このIDを非表示/違反報告)
fur - もう続きは書かれないんでしょうか? (2016年7月13日 8時) (レス) id: cb626cc090 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - 続きが気になります (2016年2月11日 9時) (レス) id: 87b400e935 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2014年8月11日 10時