♂けんかっぷる20♂ ページ24
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「 …おっ、Aちゃん、来た来た。 」
『 ごめん、luzくん…!
なるにちょっとつかまってて…… 』
「 別にええよ。それより相変わらず二人はラブラブやなぁ…。 」
『 …別に、ラブラブな訳じゃ…! 』
急ぎ足で向かったのは、待ち合わせ場所のお洒落なカフェ。
少し息を切らしながら、luzくんに謝罪すれば、気にしないで と相変わらずのイケメンスマイルで笑って、席に座るよう促される。
…まぁ別にラブラブな訳ではないけど。
好きで遅れた訳じゃないし、第一あれはなるがいきなり__…。
「 …Aちゃん ?
顔赤いで ? もー…こんな時まで、彼氏のこと考えてるん ? 」
『…いや、ち、違うからっ ! 』
必死に否定するものの、実際のところ朝の出来事を思い出しそうになったのは紛れもない事実だ。
……だめだめ、切り替えろ私。
にやにや と意地の悪い笑みを浮かべているluzくんはスルーの方向。
そして、頭を切り替えるためにも、少し火照った顔を冷やすためにも、コップを手に取り冷たい水を一口飲んだ。
そして、気をとり直して一つ咳払いをすると、luzくんに向かい尋ねる。
『 …で、私に何か用かな。
コラボ ? それともMixとか ? 』
「 ううん、どっちも違うで。
…あのな…俺が主催してるXYZっていうライブあるやん ? 」
『 …うん、あるね。
なるやまふくん、そらるさんも出てるライブだよね。 』
というか、XYZのライブは
過去に一度だけ行ったことがある。
…と言うのも、そらるさんが気を遣って、なるのカッコいいとこ見てくれば ? とチケットを手配してくれたのだ。
……ライブを見た感想 ?
(なるに関しては認めたくないけど)普通に皆カッコよかった。
そして、今私の頭には、
もしかして、今度はluzくんがライブチケット手配してくれたのかな なんて、甘い考えが頭をよぎっている。
待て待て、私…!
あまりにそれは都合が良すぎる。
というか人の厚意に甘えすぎるな、私…!
そんな百面相を一人でしていると、luzくんが小さく息を吸い込んで、言葉を紡ぐ。
「 …その、Aちゃん、XYZのライブに参加してくれへん ? 」
『 ……え、? 』
甘いどころか激甘なんですけど。
luzくんありがとう、ごちそう様です()
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愛香(プロフ) - 面白過ぎです!nqrseちゃんに毎回どきどきさせられてます!無理せず更新頑張って下さい!ずっと応援します! (2019年3月22日 20時) (レス) id: 02509c761b (このIDを非表示/違反報告)
ルイナ(プロフ) - これからも無理しない程度に更新頑張ってください!応援してます! (2018年10月10日 0時) (レス) id: 29bcf3ece3 (このIDを非表示/違反報告)
れいさん - 戻ってきて下さりとても嬉しいです!これからも作者様の都合が良いときに更新してくだされば有り難いです ずっと応援しています! 頑張って下さい! (2018年8月16日 12時) (レス) id: 3d7de7c989 (このIDを非表示/違反報告)
ヤーさん - とても面白くて、素敵です。頑張ってください (2018年8月8日 20時) (レス) id: 698f0f6624 (このIDを非表示/違反報告)
月花 - うおぉ!おかえりなさいです!楽しみでした、更新頑張ってください! (2018年7月25日 1時) (レス) id: 0aff8337dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Shion x他1人 | 作成日時:2018年4月24日 0時