男 女 逆 転 け ん か っ ぷ る

♀けんかっぷる13♀ ページ15

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「 …あ、今…俺の家でまふまふとAと遊んでるんだけど……ちょ、…A、…感じすぎっ。 」
『 …ひゃ…ｯ !? …ぁっ、んん…ぅ…そらる、さ…っ、やめ…っ…！ 』
「 …は ？ 」


　
何 だ こ れ 。

現在進行形で、何故かそらるさんに脇腹をつつかれたり擽られている。
私は擽られるのは弱いため、声を抑えようとしてもうまく抑えられない。…寧ろ抑えると、そーいうコトをしている声に聞こえてしまう。



まぁ、これもそらるさんのある作戦らしい。……にしてもそらるさんに関しては、かなりの名演技の持ち主だと思う。


　


「 ちょっ…電話してるんだから、声抑えてばれる…って。 」


今度は少し声を囁くようにして言うそらるさんは、本当に演技がうまい。もし、私がなるの立場だったら、完全に騙されていることだろう。

…そんなことより、擽られるの結構しんどいんですけど。あと、まふくんの赤面可愛いかよ。ご馳走様です(末期)


　



「 …そらるさん、
俺の彼女に何してるんですか…。 」
「 …あーぁ、Aが声抑えないからばれた…。何ってそんなのイイコトに決まってるじゃん。 」


　
画面の向こう側から聞こえてくるなるの声は、今まで聞いたことない位くらい低くて怒りで満ちている声だった。

そらるさん、そろそろやめにした方がいいんじゃないかな…？ なんて、擽られていてかなりしんどいにも関わらず、本気で心配するレベルだ。





「 …何 ？ ココがいいの ？ 」
『 んな…ｯ、そこは…そらる、さん……やめ…て、下さ…っ…！ 』

　

ココ(脇腹)をつつかれる。言っておくけど、何も良くないからね ？ ガチでやめてほしいからね ？

…というか、擽られているせいとはいえ、自分でこーいう声聞くのかなり恥ずかしい。しかも、それをそらるさん、まふくん、なるに聞かれてると思うと恥ずかしさ倍増だけど。



　
頭では、そんな冷静なことを考えていると＿＿＿プツリ と電話が切れた。

というのも、電話を切ったのは他でもないなるの方。そらるさん曰く、なるは絶対にここにやって来るらしい。


　


　

……と、そんな予想は的中し、電話が切られてからものの10分ほどで、インターホンが鳴った。

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