〈浅沼晋太郎〉クールな兄に愛され過ぎてマジで困ってます。

§46→いつも通りの日常 ページ47

そして数日後。


「Aちゃーん！晋太郎さーん！これからラジオ収録だから移動するわよ」


『はーい！』


今日もいつも通りの日常。毎日バタバタして、毎日元気な兄妹。カオスな生活。


「あれ！？俺のメガネどこいった！？」


いや今！？ちょっと、時間無いのに……お兄ちゃんは！！


『お兄ちゃんバカ？さっきまでずっとかけてたのにどこやったの！』


「あったぁぁぁぁぁ！」


「じゃ、急いで移動するわよ！」


────────────────


「さっき収録前に俺のメガネ探したよね〜」


『もう、すぐどっかにやるんだから！』


お兄ちゃん本当に演出家なの？頭使ってるから物忘れしないでしょ！？


「はいはい、怒んないでよA」


お兄ちゃんはポンポン、と頭を撫でる。


『……わ、分かった』


「いやぁぁぁ！もうめっちゃ可愛い！俺に頭なでなでされて嬉しかったんだ〜」


『さぁ！皆さんがたくさん送ってくれたメッセージを読み上げたいと思います！』


「A〜無視しないでよ」


昔のお兄ちゃんよりはうざくないけど、うるさい！！


無視したらすぐベタベタするんだから………。


『ちょ！！お兄ちゃんどこ触ってんの！？』


「A……成長したな」


うるせぇぇぇぇ！！このバカお兄ちゃん！！


こんなベタベタしたり、抱きついてきたりするけど、


私の自慢なお兄ちゃん。

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