〈浅沼晋太郎〉クールな兄に愛され過ぎてマジで困ってます。

§37→旅行ロケ前日 ページ38

『よしっ……準備はこれでいいかな』


これで大丈夫かな……？枕は朝入れるとして……。


「Aー？」


『あ、今準備終わったから寝よっ』


キャリーバックを閉じお兄ちゃんと一緒に寝室へ移動する。


「よいしょっと……。ほら、おいで」


『うん！』


今更だけど、これやばいよね！？


兄妹寄り添って寝るとか………本当すごいよ私とお兄ちゃん。


「明日楽しみだな〜！テレビ放送を忘れるぐらい全力で楽しもうな」


テレビ放送忘れてやってたら……お兄ちゃん何するか分かんないから怖い。


楽しむけど……放送事故起きないようにしないと。


『放送事故起こさないでよ！？』


「大丈夫大丈夫！」


絶対大丈夫じゃないよ！？


まわりのマネジャーとスタッフさんが止められなくなったりしたら……この番組放送出来なくなっちゃう……！


「……じゃ、そろそろ寝るかー。明日結構早いらしいし」


『そうだね。おやすみ、お兄ちゃん』


「おやすみ、A」


お兄ちゃんは額にチュッとキスをする。


明日から二泊三日の京都旅行……すごく楽しみ。


マネジャーに買って貰ったワンピース着て行こっと！


────────────────


「おはよーAちゃん！メイクさん呼んできたから準備しましょ」


「メイク担当の者でーす！さらに可愛くしますよ☆」


『よろしくお願いします！』


お兄ちゃんが車で寝ている間に私達は奥で準備をする。


お兄ちゃん………どんな反応するかな〜？

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