〈浅沼晋太郎〉クールな兄に愛され過ぎてマジで困ってます。

§19→ツンデレ妹のご褒美 ページ20

「Aって本当に小さい頃から変わってないな〜。俺と寝ると幸せそうに寝るし」


『なっ！？』


え、そんな顔してるはずない！？で、でも今もお兄ちゃんと寝てるから………あ。


多分お兄ちゃんと寝てるせいだ！！


だから依存してんだ私はぁぁぁ！！


『多分お兄ちゃんとずっと寝てるからだよ！何かー変に安心しちゃったー……みたいな？』


「へー……安心しちゃったんだ」


お兄ちゃんの悪の笑いが止まらない。


「Aもいい歳してるのにまだお兄ちゃんと離れられないのか〜！」


『っ………それは！』


「やっぱお兄ちゃんの事好きなんじゃねぇかよ〜」


この馬鹿兄ちゃんがぁぁぁぁぁ！！


「痛ぁぁ！？ちょ、腰蹴るなよ！？」


『うるさいうるさい！！何でお兄ちゃんは分かっちゃうんだよー！！』


「………ん？？」


あれ、私最後何て言いました……？


"何で分かっちゃうんだよ"って………あ！！


『うわぁぁぁあぁぁ！！！！』


「Aはいつも地雷踏むよな！！ドジっ子妹も好きだぜ！」


何で私はこんな変に黒歴史つくっちゃうんだよ…。


生まれる前からやり直したい気分だよ。


あーもう！！言っちゃったんだからいいや！


『私はお兄ちゃんに依存してる！あと前にも言ったけど！誰よりもお兄ちゃんが好きって！何度も言わせるんじゃねぇよ馬鹿ぁぁぁぁぁ！』


ついに言い切ってしまった。


やけくそに言い過ぎた。


けどこれで………もう隠す事は無いからまぁまぁ得した気分。


これでいいんだよ───────

§20→素直に生きよう→←§18→恥ずかしいから！！

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