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「ひっ」
「なんであんたがびびってんの」
ど正論を突き付けられたのが悔しくて「意地悪しないで下さい…‼︎」と言い返す。
じゃあ君も盗聴しないでよと斬られた所で黙り込むと、心底面白そうに横原先輩が笑った。
「で？なんの用」
先輩の言葉に言い返しても無駄と知った私は素直に「先輩のピアノのファンになったので」と笑って告げる。
それからその言葉には答えず、「ほら、歓迎するから入れば？」と音楽室に誘導する。
それからピアノの横に椅子を置くと、自分はチェアに腰掛けて鍵盤に指を降ろした。
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作者名：霰恋 | 作成日時：2021年8月13日 19時
