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(愛蔵side)





保健室か。取り敢えず保健室に運ぼう







「悪ぃ」







届かない一言を言ってから内田を姫抱きにする。







「うわ、軽っ」







見た目からそこまで重くないだろうと思っていたけれど。



思っていたより遥かに腕に感じる重みは軽く、抱き上げた身体は小さかった。



誰かに見られでもしたら面倒すぎるけれど、今は内田の体調優先だ。





……倒れるまで無理してたのか?





なるべく動かさないように気を付けながら早歩きで保健室に向かう。



幸い、体育館と保健室は距離が近く、誰にも見られることなく保健室にたどり着けた。



自分の身体の方に内田の身体を寄りかからせ、片手で支えられる状態にしてから空いた片手で保健室のドアに手を掛ける。





………開かない



は?なんでだ?





ガチャガチャと何度か開けようと試みても開く気配がない。







「うるさ……何やってんの」



「は?」







俺より少し高めの聞き慣れてしまっている声が聞こえてきた。





あー、んでだよ、何でコイツがいるんだよ



顔合わせるのなんて仕事とレッスンで充分過ぎるっての







「なにって、……内田が倒れたんだよ」



「……は?A?」







近づいてきた勇次郎は俺の腕の中で意識を失い苦し気な内田を見た途端、表情を変えた。







「は?A倒れたってこと?」



「そーだわ、だから保健室に連れてきたんだわ」



「バッカじゃないの!?」



「は!?なんでだよ!!」



「体育祭なんだから保健室空いてないに決まってんじゃん!救護テントでしょ!」



「あ"」







そりゃそうだ。



どおりで保健室が閉まってるわけだ。



1人頭の中で納得していると『ああもう』と勇次郎が焦れったそうな声を上げた。



その直後、腕から重みと熱が消えた。







「僕が救護テントに連れてくから」







勇次郎は内田を腕の中に抱え込むと、言うべきことは言ったというように俺の返事を待たず歩き出した。



 

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あーー(プロフ) - ハリネコさん» 朔藍です。宮永はまだまだ出します!他のオリキャラも(作者の気が変わらなければ(笑))これからも読んでいただけると嬉しいです!! (2022年1月26日 23時) (レス) id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
ハリネコ(プロフ) - あーーさん» やっぱ面白かったです!あ、これ私の本アカです。宮永キー人物だ…! (2022年1月26日 21時) (レス) @page34 id: 6af24d38bc (このIDを非表示/違反報告)
あーー(プロフ) - ハリネコさん» 朔藍です。ほんっとにコメントありがとうございます!最高の褒め言葉です…! (2022年1月17日 18時) (レス) @page28 id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
ハリネコ - いや、なんかもう最高ですね( ´∀` )b (2022年1月17日 17時) (レス) @page28 id: 690aee62a7 (このIDを非表示/違反報告)
あーー(プロフ) - ハリネコさん» こんばんは、朔藍です。4度目のコメント本っ当にありがとうございます!この作品、なんせ作者の妄想ですので!夢小説ですので!(笑)勇次郎これからも凄いかもです(笑)これからもよろしくお願いします! (2022年1月9日 0時) (レス) id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朔藍 | 作成日時:2022年1月1日 7時

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