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(貴方side)
ブー、ブブーー
そろそろ寝ようとベッドにもぐり込んだらそのタイミングでスマホが鳴った。
眠い身体を少し起こしてのそりと布団から片腕をスマホが置いてあるベッドサイドに伸ばす。
表示されていたのは『お姉ちゃん』という文字。
「もしもし。お姉ちゃん？」
《A？ごめんね、こんな時間に》
「いーよいーよ、だいじょうぶだよ」
《いきなりごめんね、勇次郎のこと》
そこで眠気がふっ飛んだ。
そうだ、勇次郎のことはお姉ちゃんが仕組んだんだった
もっと早くお姉ちゃんに連絡して理由とか聞いとくんだったな
「なんで私と勇次郎、同居させようとしたの？」
《一年以上経ったとはいえ高校生の妹が一人暮らしなのは心配するわよー。だからあいつと一緒の方が私的には安心》
「お、お姉ちゃん……」
そこまで私のことを心配してくれていたとは……
《それとAにお願いしたいことがあって》
「なに？」
《明日からアイツに弁当作ってほしくて》
「お弁当？」
《そう。聞く話によると昼ごはん、ココア飲むぐらいでまともに食べてないらしくて》
「そうなの？え、でも、私が作ったものでいいの？」
《だってA、料理上手じゃない》
「それは分かんないけど」
基本的に自分のお弁当は毎日作っているし一つ数が増えるだけだからいつもとそんなに変わらない。
彼は私が急にお弁当を作ったりして引いたり困ったりしないだろうか。
でも、お姉ちゃんの頼みだし。
《お願いできる？》
「…うん、いいよ。分かった」
もし勇次郎が嫌がったり困ったりしたら私が夜に食べればいいか
《あともう1つお願いがあって》
「なにー？」
《勇次郎を見張るというか…そんな感じのことをしてほしくて》
「勇次郎を見張るの？」
《……まぁ、一緒にいたらそれで十分か。…ううん、なんでもない。弁当よろしくね》
「うん。それは大丈夫」
《ごめんね、寝る前に》
「だいじょーぶだよ。……なんで寝る前って分かったの」
《声が寝ぼけてたから》
『じゃあおやすみ』と言われ通話が切れた。
……お姉ちゃんにはかなわないなぁ
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朔藍(プロフ) - ハリネコ@サブさん» ハリネコさん！！お久しぶりです！！連載中に頂いたコメントでもすっっっっっごく励まして頂きました本当に感謝感謝すぎる泣泣最高の読者様に読んで頂けて好きになって頂けてこれほど作者冥利に尽きるものはないです泣泣ありがとうございます大号泣 (9月13日 18時) (
レス) id: 2d55a4ee9e (このIDを非表示/違反報告)
ハリネコ@サブ - 藍朔さん‼お久し振りです。サブから失礼してますハリネコです！久々に読みたくなっちゃって来ちゃいました笑もう五週目とかほんとにこの作品好きすぎてやばーいいい笑何回読んでも最高です！ (9月13日 15時) (レス) @page5 id: 690aee62a7 (このIDを非表示/違反報告)
あーー(プロフ) - 相川あゆさん» ありがとうございます！今更で返信遅くてすみません…続きも読んでくださると嬉しいです！これからもお願いします！ (2021年12月31日 16時) (レス) id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
相川あゆ - 推します (2021年10月22日 7時) (レス) id: 1dc4ab95d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔藍 | 作成日時：2021年10月21日 21時
