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コナンside





学校からの帰り、ポアロから出てくるAさんを見かけた。

とそこへ、Aさんにある女性が声をかけた。女性は手紙のようなものをAさん手渡し、ぺこぺことお願いするような動作をする。


Aさんはその紙を笑顔で受け取り、その女性に軽く会釈をして、再度ポアロへと入っていった。


少し気になって、外から中を見てみるとその手紙らしきものは安室さんに手渡されていた。
安室さんは苦笑いを浮かべており、Aさんも似たような表情だ。


…まあ、それが何なのか大体は想像つくな。




そしてAさんは安室さんに一言程声をかけてから、ポアロを出た。

あの手紙のこと、一応聞いてみるか






A「あれ、コナン君。今帰り?」


「うん、そうだよ。Aさんは安室さんに用があったの?」


A「え?そうだけど…

あ、さてはコナン君見てたな?」





ニヤッと笑って、おでこをトンっとつつかれる。

…別に見てもいいーじゃねぇか。減るもんじゃねぇし。






「うん、たまたまね。何だったの?あの紙」


A「うーん、多分ラブレターみたいなものなんじゃないかな。

実はさっき女の人に手紙を渡してくれって頼まれちゃってね。恥ずかしそうにしていたし、たぶんそうだと思うんだけど…

まあ、安室さんはモテるからね〜」






「モテる人は大変だね」と笑うAさん。

そしてAさんは、これから用事があるらしくまたねと言って先ほどと同じ方向へ歩いていった。

やっぱり仕事漬け人間だな、と思いながらポアロの店内を横目に見る。









___安室さん…?

外から見ても分かるほど安室さんが険しい顔で、手紙を睨んでいたのが見えた。






あの手紙に、何が!?


すぐさま俺はポアロに入った。
するとすぐに俺に気づいた安室さんが急いで手紙を隠そうとするも、俺には見えてしまった。


はっきりと、差出人の名前を。









差出人の名前は、"Arak(アラック)"

_______酒の、名前だ。

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作者名:りゃーさん x他1人 | 作成日時:2018年5月19日 13時

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