不思議な国のトーキョー (ページ8)

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救世主ページ8

「こ、こんなに多く？」
「うおおお」
ピクリ
何かが動いた
「？」
「ふあああ～」
ダンボールの元体だ
「君が助けてくれたの？ありがと、でもちょっと失礼するよ！カプッ」
「ん！？」
いきなり首筋にダンボールの元体がかぶりついてきた。しかし、何も痛くない
ようやく終えたようで離れた
「ごめんね！痛くなかった？でも、これ仕方ないの！じゃ！ちょっとそこのうさうさ倒してくるね！」
夜美ちゃんが持っていた鋭い石を武器に大ウサギに立ち向かった。
「ダメ！そのウサギ強いっ！」
私は、叫んだ
「大丈夫。」と言っている目で視線を送ってきた
すると、なんでかな？落ち着くように、この人なら大丈夫という感情が沸いた
「あっ！この隙に！夜美ちゃん！」
「アリス、大丈夫・・。」
着てたカーディガンをちぎって出血してるところにあてた。
「血がにじんでく。ほ、ほんとに？」
「うん！」
状況に合わない笑顔で答えた
思わず涙がこぼれた
ポタン
その時、ダンボールの元体はというと、、
笑えるくらいの速度で大ウサギを倒していた
「よっしゃ！最後の一匹ぃ！」
ぐしゃり
「くぅびが吹っ飛んだ～」
ダンボールの元体は言った
「いや！ふうとんが吹っ飛んだ～みたいな勢いで言わないで」
思わず私は、つっこんだ
のに、みんなスルー((グスリ
「みんな大丈夫～？」
「「全然大丈夫じゃあないわあ！」」
暗闇のトーキョーでそんな声が響いた。