９２話目 ページ47
sho｢まぁ、こんなもんでええやろ。｣
kn｢せやな。練習やし。｣
ルールの説明を終え、その場で準備運動し出すシャオロンとコネシマ。
それを横目で見ながら、チーノが口を開いた。
ci｢そうやなぁ。じゃ、一分後に逃走側が散らばるって感じで。
そのまた一分後に鬼側もスタートしよか。｣
ケロリと伝えられたスタートの合図。
あ、準備時間とかはないんですね。
ちらりと時計を確認すると、今の時刻は13:10。
あと少しで二時間後まで逃走しなくてはならないと思うとちょっとだけ気が重い。
カチリ。
時計の針が、60を刻んだ。
逃走側の軍人等が、素早く散らばっていく。
zm｢俺らも行こか。捕まりたないし。｣
『……そうだな。』
ゾムの言葉に頷いて、とりあえず森の中へと走り出した。
手頃な木を掴んで上へ上へと登り、木々を使っての移動を図る。
同じく木に登ったゾムは、木の上なのにも関わらず、
軽い身のこなしで、ズンズンと奥へと進んでいく。
『はっや。』
不意に口からもれた言葉を無視して、
俺も負けじとガサガサと移動をする。
腕時計によれば、まだ鬼は動き出していない。
まだ10秒は余裕がある。
つまり、音を出しても、まだ許容範囲だと言うことで。
音を出してでも初期位置から離れることを目的として動いた。
すると、腕時計がまた、１分たったことを示し表す。
『１分たったな。』
zm｢まぁ、所詮一般兵やで？楽勝やろ。｣
それを近くにいたゾムに伝えると、
なんてこと無いようにそう答えられた。
『一般兵じゃない奴が二人いるんだけどなぁ……。』
前線でぶっちぎって活躍してるであろうお二人が。
あの二人の楽しそうな笑みを思いだし、少し背筋が震えた。
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虚無虚無ぷりん - あの！もしかして、もしかしてなのですが、SCPお好きだったりしますか……？！ あ、完結まで読みました！好きです！(え)もう一周してきます！ (5月13日 23時) (
レス) @page33 id: d13357cef5 (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - ゴットンのくだりのとき、めちゃくちゃツボりましたw元ネタあるかどうかは分かりませんが、アレを入れるのはセンスが神すぎません？ (2021年2月13日 20時) (レス) id: 319e1747b2 (このIDを非表示/違反報告)
海翔(プロフ) - 時雨さん» あぁあ！！すみません誤字ってました……。教えてくださりありがとうございます…！m(_ _)m 応援とっても嬉しいです！ありがとうございます！(*´∇｀) (2020年7月20日 20時) (レス) id: 5f7ebbff92 (このIDを非表示/違反報告)
海翔(プロフ) - そなさん» あっ、ありがとうございます！！(*/∀＼*)夢主くんのキャラは自分の好きなタイプを固めたみたいな子なので、気に入ってもらえてうれしいです！！(´･ω･)(´_ _)♪ (2020年7月20日 20時) (レス) id: 5f7ebbff92 (このIDを非表示/違反報告)
海翔(プロフ) - 蓮さん» コメントありがとうございます！！そう思っていただけて嬉しいです！！(о´∀`о)更新頑張ります！！(°▽°) (2020年7月20日 20時) (レス) id: 5f7ebbff92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海翔 | 作成日時：2020年3月23日 15時
