９１話目 ページ46
kn｢あー、そんで、簡単なルール説明が必要やな。｣
頭を掻きながら隣の二人にそう声をかけたコネシマ。
ci｢でも、普通の鬼ごっこやん。皆、知っとるやろ。｣
sho｢知らん奴がおったらどうすんねん。
……えーっと？｣
なんか、溢れでる適当感。
どうせ、今日試すってのも、さっき決めたんだろうな。
sho｢今回は、鬼ごっこ部分の練習やな。
範囲はこの森の中。
んで、鬼は特攻遊撃部隊の５０人。後は皆、逃げ側や。｣
説明を簡潔にし始めたシャオロン。
……これやっぱ、俺も参加する感じか。
まぁ、集められたし、そうか。
暇だったからいいけど。
sho｢それで…制限時間は１２０分。
まぁ、二時間やな。大分長いけど、頑張ってや。｣
ちらりと外の時計を見て、そう言ったシャオロン。
何やら一人で頷いている。
sho｢そんで、鬼側。
制限時間内に逃げ側を全員捕まえられへんかったら、訓練場60周を走ってもらうで！｣
シャオロンがそう笑顔で言うと、震え上がった特攻部隊の奴等。
顔見知りの奴もいて、心底同情する…わけもなく。←
60周位なら、なんとかなるだろ。
sho｢勿論、逃げ側にもあるで。
捕まってしまったら、捕まった時の残りの制限時間(分)×一周で、走ってもらう。
つまり、30分しか逃げられなかったら、まだ後、90分あるやろ？
90分×一周で、90周や。｣
あぁ、逃げ側にもそういうのがあるのか。
ちらりと視線を残りの軍人達に向けると、顔色が青白く変化していた。
大変そうだな。
zm｢えーっと、１０分で捕まったら、１１０周走るってことやな。｣
そんなことを考えていると、ゾムが確認で聞いてきた。
『あぁ。１１０分逃げたら、１０周でいいってことだ。』
あっていると、返事を返し、コネシマ達に視線を戻す。
すると、チーノが思い出したように声をあげた。
ci｢あ、そういえば、コネシマさんとシャオさんは最初から鬼やで。｣
『えっ？』
思わず、声が出てしまう。
と、同時に軍人達の表情が絶望で染まった。
｢ウェーイ｣なんて、楽しそうなコネシマとシャオロン。
でも、鬼側の特攻部隊の顔色は、何故か良くなったように感じる。
ci｢あぁ、でも彼処にいる、Aさんとゾムさんは逃げる側や。ついでに俺も。｣
特攻部隊がバッと俺達を見て、固まる。
……顔色、白くしたり青くしたり元に戻したり、
忙しい奴等だな。←
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 837人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
虚無虚無ぷりん - あの！もしかして、もしかしてなのですが、SCPお好きだったりしますか……？！ あ、完結まで読みました！好きです！(え)もう一周してきます！ (5月13日 23時) (
レス) @page33 id: d13357cef5 (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - ゴットンのくだりのとき、めちゃくちゃツボりましたw元ネタあるかどうかは分かりませんが、アレを入れるのはセンスが神すぎません？ (2021年2月13日 20時) (レス) id: 319e1747b2 (このIDを非表示/違反報告)
海翔(プロフ) - 時雨さん» あぁあ！！すみません誤字ってました……。教えてくださりありがとうございます…！m(_ _)m 応援とっても嬉しいです！ありがとうございます！(*´∇｀) (2020年7月20日 20時) (レス) id: 5f7ebbff92 (このIDを非表示/違反報告)
海翔(プロフ) - そなさん» あっ、ありがとうございます！！(*/∀＼*)夢主くんのキャラは自分の好きなタイプを固めたみたいな子なので、気に入ってもらえてうれしいです！！(´･ω･)(´_ _)♪ (2020年7月20日 20時) (レス) id: 5f7ebbff92 (このIDを非表示/違反報告)
海翔(プロフ) - 蓮さん» コメントありがとうございます！！そう思っていただけて嬉しいです！！(о´∀`о)更新頑張ります！！(°▽°) (2020年7月20日 20時) (レス) id: 5f7ebbff92 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：海翔 | 作成日時：2020年3月23日 15時
