７５話目 ページ30
オスマンの部屋から離れ、自室に戻る。
椅子を引いて机に座り、何かすることがあったことを思い出す。
オスマンのところに行く前に、何かしようと思ったことがあったような……？
今日は確か、山田に追いかけられて、訓練を見に行こうとして、御主人様にあって、トントンにインカムで……。
……インカム操作の確認だ。
ロボロに再度聞きに行こうと思っていたやつ。
とりあえず耳についているそれを外して、机の上に置く。
ここがボタンで、マイクで、光の色で変化して、ここ押すと全体に繋がって……。
ロボロの言っていたことを、思い出しながらインカムに触れていると。
rb『こちら通信管理室、ロボロ。
…………A、なにやっとるん？』
急にロボロから連絡が入ってきた。
……何で？
『ぇ？………インカムのボタン弄ってる。』
困惑しながらも、そのままを返すと、
インカムから聞こえてくるため息。
何だよ。文句あんのか。
rb『色んな奴から連絡来たで。なんか、Aから通知音だけ送られてきたって。
かけ直したら速攻で切られるって。』
『………まじ？』
文句しかなかったわ。
これは俺が悪い。
適当に弄ってたのが駄目だった。
迷惑かけてしまった。後で謝りにいかないと。
rb『Aのやつバグったのかと思って、心配したわ。
まぁ、そのインカムを所持してる人間のせいだって分かったけど。』
『ごめん。』
謝りながら考える。
もしかして、俺って機械音痴だったりするのだろうか。
説明聞くの苦手、面倒なこと嫌い、
細かい作業も好きじゃない。
………いや、そーんなわけない。
俺が機械音痴なわけないでしょ。
PC、使いこなせるし、トントンにインカム繋げられたし。
rb『今日の仕事ほぼ終わっとるから、晩御飯の後、俺の部屋来てもええで。
もう一回、使い方教えたるわ。』
……まぁ、でも、一応な？
『………ありがとう。』
機械音痴ではないけど、その申し出は喜んで受けた。
晩御飯の後、二時間の格闘の末、俺はちゃんとインカムを使いこなせるようになった。
勿論、トントンに言われた詳しい説明も脳内にいれたし。
……ロボロが隣で頭を抑えてたことなんて俺は知らない。
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虚無虚無ぷりん - あの！もしかして、もしかしてなのですが、SCPお好きだったりしますか……？！ あ、完結まで読みました！好きです！(え)もう一周してきます！ (5月13日 23時) (
レス) @page33 id: d13357cef5 (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - ゴットンのくだりのとき、めちゃくちゃツボりましたw元ネタあるかどうかは分かりませんが、アレを入れるのはセンスが神すぎません？ (2021年2月13日 20時) (レス) id: 319e1747b2 (このIDを非表示/違反報告)
海翔(プロフ) - 時雨さん» あぁあ！！すみません誤字ってました……。教えてくださりありがとうございます…！m(_ _)m 応援とっても嬉しいです！ありがとうございます！(*´∇｀) (2020年7月20日 20時) (レス) id: 5f7ebbff92 (このIDを非表示/違反報告)
海翔(プロフ) - そなさん» あっ、ありがとうございます！！(*/∀＼*)夢主くんのキャラは自分の好きなタイプを固めたみたいな子なので、気に入ってもらえてうれしいです！！(´･ω･)(´_ _)♪ (2020年7月20日 20時) (レス) id: 5f7ebbff92 (このIDを非表示/違反報告)
海翔(プロフ) - 蓮さん» コメントありがとうございます！！そう思っていただけて嬉しいです！！(о´∀`о)更新頑張ります！！(°▽°) (2020年7月20日 20時) (レス) id: 5f7ebbff92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海翔 | 作成日時：2020年3月23日 15時
