７１話目 ページ26
『…………特に科学以外なら、特に訂正が必要なところはない。
でも、オスマンが思ってる通り、Ａ国の化学兵器の成果は以上な程。』
うん、と頷きながら、オスマンは持っていたペンをくるくる回し、胸元からメモを取り出す。
os｢…………Aが、今回の戦争の鍵になる。｣
『もちろんだ。聞き逃すなよ。』
深い緑の瞳と、視線が交差した。
───
──────
『………俺からは以上だ。
これは、手順が分かってしまえば容易い。
この国は有能だから、生産には３ヶ月もかからないと思う。』
話終えて、ふぅ、と息をはいた。
オスマンは自分のメモをパラパラと見ながら、
なにかを考えているようだった。
os｢矛盾も何もなし、瞳孔にも呼吸にも変化はなし………。
…………研究の価値は十分めう。｣
ボソボソと小さくそう呟くと、ガタッと席を立ち、インカムで何か連絡を始めた。
どうせ、御主人様への報告や、開発の申請とかだろうな。
我々国の仕組みがまだよく理解できてないから分からないけど。
俺はそれを見ながら、すっかり冷めてしまった紅茶に口をつける。
前にトントンに話したことはオスマンにも伝わっていたようで、
そこまで多く話さずに済んだ。
Ａ国情報部隊のハッキングは既に終了していたし。
俺が話したのは、資料作成されていない、目視でしか確認のできないものたちである。
拠点の間取り、隠し通路。化学兵器の詳細。
説明が難しいものもあったが、流石は優秀な外交官である。
オスマンは素早く理解してくれたので、
そこまで時間をかけずに説明ができたのだ。
ありがたい。
オスマンの背中に手を合わせておいた。←
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虚無虚無ぷりん - あの！もしかして、もしかしてなのですが、SCPお好きだったりしますか……？！ あ、完結まで読みました！好きです！(え)もう一周してきます！ (5月13日 23時) (
レス) @page33 id: d13357cef5 (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - ゴットンのくだりのとき、めちゃくちゃツボりましたw元ネタあるかどうかは分かりませんが、アレを入れるのはセンスが神すぎません？ (2021年2月13日 20時) (レス) id: 319e1747b2 (このIDを非表示/違反報告)
海翔(プロフ) - 時雨さん» あぁあ！！すみません誤字ってました……。教えてくださりありがとうございます…！m(_ _)m 応援とっても嬉しいです！ありがとうございます！(*´∇｀) (2020年7月20日 20時) (レス) id: 5f7ebbff92 (このIDを非表示/違反報告)
海翔(プロフ) - そなさん» あっ、ありがとうございます！！(*/∀＼*)夢主くんのキャラは自分の好きなタイプを固めたみたいな子なので、気に入ってもらえてうれしいです！！(´･ω･)(´_ _)♪ (2020年7月20日 20時) (レス) id: 5f7ebbff92 (このIDを非表示/違反報告)
海翔(プロフ) - 蓮さん» コメントありがとうございます！！そう思っていただけて嬉しいです！！(о´∀`о)更新頑張ります！！(°▽°) (2020年7月20日 20時) (レス) id: 5f7ebbff92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海翔 | 作成日時：2020年3月23日 15時
