４８話目 ページ3
自室に戻って、
特にすることもないため、借りてきた本で時間を潰す。
……素直に面白い。
だらだらと読みふけること数時間。
ちらりと腕時計を見ると、そろそろ夕飯の時間だった。
行かないと。
俺は、今読んでた本のページ数を覚えてから、本を閉じた。
ポケットから部屋の鍵を取り出して、一応閉めてから、食堂に向かう。
少し時間がやばいので早足で。
食堂につくと、既にほとんどの人が席についている。
どこに座るか…なんて考えていると、
誰かに声をかけられた。
zm「A！！」
顔をあげると、小走りで俺の方に向かってくるゾム。
『……何？』
とりあえず返事を返すと、ゾムに腕をぐっと捕まれた。
……なんか、逮捕された。←
zm「飯、一緒に食おうや！」
満面の笑みでそう言ったゾム。
……少しだけ、嫌な予感がした。
あれ、なんかデジャヴ。←
嫌な予感は、そこまでではなかった。
俺の目の前に山のように盛られた食事。
いつも食べてる量の５倍は確実だけど。
……まぁ、食べられないほどではない。
zm「たくさん食べてええんやで！！」
『あ、うん。』
ゾムは、ニコニコ俺の食べてる姿を見てる。
俺は、美味しいなぁ、なんて考えながら、
ホイホイ口の中にご飯を入れていく。
入れる、噛む、飲み込む。
この繰り返しを淡々と行う。
正直、面倒くさい。
こんなに食べなくても人間は生きていけるのに。
でも、何故か段々減ってきた食事を、
当たり前のように元の量まで増やすゾム。
……多い。
か、よそって貰ったので、しかたなく食べる。
それを繰り返すこと２０分。
zm｢……………A、そんなに食べれるんか。｣
ついに完食に成功すると、
ゾムは呆気にとられた表情で俺を見た。
『まぁ。』
俺がそう返すと、ガタッとトントンが席をたった。
tn｢A、そんな食えへんゆうてたやん！！
食えるなら昼飯の時手伝えや！｣
『だって、食べたくなかったし。
面倒くさいんだよ、食べるの。』
俺を指を指して言ったトントンにそう返す。
昼飯の時、一人で唸りながら食べてたからな。
rb｢面倒って……あんさんいつか死ぬで？｣
近くに座っていたロボロに言われる。
『今までもそうだったから、大丈夫だろ。』
ケロリとそう返すと、
ロボロとトントンは不服そうな顔をしたが、
黙ってご飯を食べるのに戻っていった。
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虚無虚無ぷりん - あの！もしかして、もしかしてなのですが、SCPお好きだったりしますか……？！ あ、完結まで読みました！好きです！(え)もう一周してきます！ (5月13日 23時) (
レス) @page33 id: d13357cef5 (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - ゴットンのくだりのとき、めちゃくちゃツボりましたw元ネタあるかどうかは分かりませんが、アレを入れるのはセンスが神すぎません？ (2021年2月13日 20時) (レス) id: 319e1747b2 (このIDを非表示/違反報告)
海翔(プロフ) - 時雨さん» あぁあ！！すみません誤字ってました……。教えてくださりありがとうございます…！m(_ _)m 応援とっても嬉しいです！ありがとうございます！(*´∇｀) (2020年7月20日 20時) (レス) id: 5f7ebbff92 (このIDを非表示/違反報告)
海翔(プロフ) - そなさん» あっ、ありがとうございます！！(*/∀＼*)夢主くんのキャラは自分の好きなタイプを固めたみたいな子なので、気に入ってもらえてうれしいです！！(´･ω･)(´_ _)♪ (2020年7月20日 20時) (レス) id: 5f7ebbff92 (このIDを非表示/違反報告)
海翔(プロフ) - 蓮さん» コメントありがとうございます！！そう思っていただけて嬉しいです！！(о´∀`о)更新頑張ります！！(°▽°) (2020年7月20日 20時) (レス) id: 5f7ebbff92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海翔 | 作成日時：2020年3月23日 15時
