【鬼滅の刃】鬼ですが藤の花と鬼しかたべません！

29話~非礼と泣き虫とおでこ~ ページ30

貴女side


　


　
ﾀﾞﾝｯｯｯ



　


　


　

貴女「ひぃっ！？」


　



　

煉獄「先日の件、誠にすまなかった！！！！！！」




　



　



　




貴女「ひぃぃぃぃ！！？だっわ、私大丈夫です！！大丈夫なので！ですから……ですから頭をお上げになって下さいぃぃ！！！畳がっ！額が！！！メゴォッて今！！！」



　

　



　


お茶と茶菓子で一息、そして一段落ついた後千寿郎様は夕飯を作るからと言って席を外し



　



　

部屋には実弥様と煉獄様と私しかいない状態だったのですが、いきなり煉獄様が畳に額をめり込ませて土下座をしだして咄嗟に実弥様の背後に隠れる



何事！？先日の件とは！？！


　


えぇぇぇ私何か煉獄様にされましたか！！？というかむしろ私が何かしたのでは！！？



　



　


　


煉獄「いやはや面目無い！！当初は奇妙な鬼でこんな人間臭い鬼だとは思わなかったんだ！！！



鬼とはいえ女性にあんな無作法無礼、本当にすまない！！不甲斐ない！穴があったら入りたい！！！」


　


　



　

　



実弥様の背後からソッと顔を出せばじんわり赤くなった額を擦りながら姿勢を正した煉獄様と視線が合った




合った……の、かな……何処見てるか分からない…




　


　



　
というか先日の件ってもしかして私が煉獄様に連行されたあの日？


　

……位ですよね、まともに煉獄様と合間見えたのはあれだけですし


　


　



　


　


貴女「い、いぃいい、ぃえ……大丈夫です…その、お館様からの指示でしたら…しっ仕方ない…です

　
それに、そっ……その……



　


　



　
お陰で……み、蜜璃ちゃんとあっ新しいお着物買えたし、お揃いに出来ました……ッ

　


うっうう、嬉しかった…ので、ダイジョウブ…です」



　



　



　


実弥様の服をシワにならない程度に握りながら、納得していないのかムンッとした表情の煉獄様に顔を向けて言う


　

物凄く噛んでしまった……いやまぁ今に始まったことじゃないですが…でもこんな自分が情けない…！


　



　


　

煉獄「……本当か？」



　


貴女「ッ」ｺｸｺｸｯ




　


　



不死川「安心しろォ煉獄、此奴ァ小心者で馬鹿な程泣き虫だが無駄な嘘はつかねェみたいだ、その言葉甘んじて受け取っとけェ」



　

貴女「ば、馬鹿な程泣き虫……」



　




煉獄「むぅ……そうか、そういう事ならば…」

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