【鬼滅の刃】鬼ですが藤の花と鬼しかたべません！

25話~お友達になりたい~ ページ26

何時ぞやのとある隠side
　
　

　

千寿郎「あ、あのぉ………」





貴女「ひっ！ひゃいっ…！！」









千寿郎「僕、何もしないので…出来ればもっと肩の力を抜いていただけたらなぁ…なんて」







貴女「うぅ…」









突然、風柱に呼ばれて先程まで居た風柱の屋敷とは違い今度は炎柱の煉獄邸に来た






一体何なのか、と思ってきてみたらどうだ








今日も今日とてどこを見てるのか分からない炎柱が説明をしてくれたが、まさかの理由にもらった粗茶を吹き掛けた









……藤鬼様にらご友人がいないから、炎柱の弟君をご友人にさせてあげたいとの柱二人切手の切実な理由






しかもそこには友人という楽しく話し合えたり遊べる相手がいれば少しは情緒も落ち着くだろうとのご配慮もあるんだとか





しかしだ、そこでお前ら思ったろ？







ならなんで隠の俺が呼ばれたのかってな








それこそ理由は簡単だ









藤鬼様が見知らぬ人のいる空間に二人っきりになりたくない


せめて知ってる優しい人が良い、と震えながらか細い悲鳴の如く声を上げたらしい









そして、自分の手を振り払わず命令されるまでそばにいた俺を藤鬼様が選んだらしい








嬉しいけど、嬉しいけどさ







藤鬼様……









服の次は俺の背中に隠れるんですね、体小さいですねスッポリ隠れてるよ





でも炎柱の弟君がオロオロしちゃってるから少しでもいいので顔見せてあげたらどう？





そして両者の保護者である柱二人は何故隣の部屋の襖から覗き見てるんだよ…




そんなに心配ならこの部屋にいたまんまでいいだろ…！！









隠「藤鬼様、せめて顔くらい出してあげません？



そうじゃないとなれる友達もなれませんよ」






貴女「！？…だ、だって……だって、私みたいな出来損ないがこんな優しい子とお友達だなんて…！！！恐れが多すぎますよぉ……！！！





きっとこの子には私なんかよりももっと素敵なご友人が出来るはずです……！！！」







隠「おう、自己卑下すごいな、落ち着いてください藤鬼様」





千寿郎「あっあの！お茶どうでしたか？お口にあいましたでしょうか…？」








貴女「…うぅ、まだ幼いのに気遣いも出来るなんて……



私なんて昔と変わらず…うぅぅぅ……！」









不死川「おい、大丈夫なのかァ？アレは;;;」





煉獄「うむ！相手は千寿郎だ、何も問題はあるまい！！」

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