6日目 ページ6
ダンスパーティーは遂に明日。
a国まで距離は結構あって明日は朝から移動になるだろうから、明日までの期限の書類も今日中に終わらせておかないといけない。
なんなら、明後日の分も終わらせておいた方がいいかもなぁ。
「ふぅ.....もう交代の時間か。続きはモニタールームでやなぁ」
今日までの書類をだいたい片付けたぐらいで時間は交代の時間になる。
出来た分は1回提出してから行くかなぁ。
そう思い、出来た分と終わってない分を分かるようにして重ねてトントンのいる場所に向かう。
だいたいこういう時は総統室にいるはず....
「あ、Aさん。すごい量っすね。持ちますよ。」
角を曲がろうとしたあたりでショッピ君に声を掛けられて足を止める。
すると、角からシャオロンとコネシマが飛び出してきた。
「うわっ危な！？」
足止めてなかったらぶつかってたなこれ......
ショッピ君に感謝やな。
「おっrrrrrrrら、シャオロンこら"ぁ"あああ」
「はっw雑魚乙wwwwww」
なんで内ゲバしてるのか知らんけど、巻き込まれたら溜まったもんじゃない。
「Aさん、こっちっす。」
ショッピ君に呼ばれ資料室に入る。
確かにここならあの二人は入ってこないし巻き込まれないだろう。
「ショッピ君ありがと〜！」
「いいんすよ。てか、シャオさんとクソ先輩は何してんすかね...」
「まぁ、シャオちゃんが煽ってシッマが引っかかったんだろうなぁw」
「内ゲバするのはいいすけど、こっちまで巻き込まないで欲しいっすよね。」
「ほんとにね〜」
一旦書類を机に置いて外の様子を見ると、さっきまで私とショッピ君がいた場所で内ゲバをしてる。
「これ、しばらく出ない方がいいかも。ロボロに送れるって連絡しなきゃなぁ。すまん、ロボロ。」
「あー、交代の時間っすか？」
「そーそー。その前にトントンに出来た書類出そうと思ったんだけどね。」
「なるほど。ロボロさんへのお詫びに今度コネシマさんに何か奢らせましょ。ついでに俺たちの分も。」
「いいねそれw」
ロボロに連絡したら、トントンを派遣してくれるらしくてそれまではこの部屋でショッピ君と待機になった。
「ロボロがトントンに連絡してくれたから、粛清されるまで待機だってw」
「ふーん。じゃあ、それまで2人っきりっすね。」
「うん？」
2人っきり。いや、確かにそうだけど、そう言われるとなんか少し緊張する。
心做しか、ショッピ君の纏ってる空気が少し変わった気がする。
「Aさん。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紅の翼 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/enakana4261/
作成日時：2020年11月7日 20時
