【wrwrd!】私は今もみんなが好き (ページ4)

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4日目ページ4

ダンスパーティーまであと2日。
今日は久々に体を動かそうと、シッマとシャオちゃんの部隊に来た。

「今日1日混ぜてもらうAです～。よろしく頼むで！」

前に混ざって訓練したのは1年ぐらい前で、顔の知らない新人も居たから軽く挨拶をしておく。

「ほんなら、まずはいつものメニューやるで～」

シッマの掛け声でみんなでストレッチと筋トレを始める。
私はペ神に半分の回数までとドクターストップを掛けられているため、一つ一つ丁寧に時間をかけて行い、他のみんなと同じぐらいに終わるようにペースを合わせる。

半分の回数でも、体力が落ちた体ではなかなかきつくて終わった頃には息が上がっていた。

「なんや、前は軽々出来とったのに今は息上がっとるやんけ。大丈夫か？」

「だい、じょぶ.....水くれや」

そう言うとシャオちゃんが水を差し出してくれた。

「ふぅ...シャオちゃんありがと！」

「ええんやで、これぐらい。用意しとったしな。
どっかの心無いやつとは違って俺は優しいからなぁ～w」

「おぉ"ん、シャオロンやるか？？？」

シャオちゃんが煽るとびっくりするぐらい簡単に煽られるシッマに思わず笑い出す。

「シッマほんまバカやなwwwww」

シャオちゃんとひと通り笑い、落ち着いてから訓練を再開する。

「おっしゃ、次は1対1で対戦や。周囲巻き込まんように気をつけて怪我するなよ～。
周囲にも警戒を常にする訓練でもあるんやからな。
Aは久々に俺とやろーや！」

シャオちゃんに誘われ断る理由もなく受け入れる。

「ほんじゃ、俺審判するわ。」

お互いに愛用の武器を持って構える。

シャオちゃんはシャベルという少し変わった武器。
私はトンファーとゴムのナイフを用意する。
他の人の準備が終わったのを確認して、シッマが始まりの合図をする。

「戦場想定模擬戦、スタート！」

スタートの合図とともにシャオちゃんのシャベルが降り掛かってきてトンファーで受ける。

そのまま横に流してシャオちゃんに足蹴りをするも、シャオちゃんは流された勢いそのままにシャベルを床に挿し、そのままグルンと躱される。

「さっすがシャオちゃん。」

「当たり前やろ、まだまだ行くで！」

攻めて攻められ、守り守られ。
攻守一瞬の好きもなく、キンキンっと金属のぶつかり合う音が何度も響く。