【wrwrd!】私は今もみんなが好き (ページ11)

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11日目ページ11

「Aがずっと隣におりたいって思う人が出来たら、その時に頑張って踏み出そうや。

俺はいつでも相談乗るし、俺に遠慮はいらんからな。」

ロボロの言葉に涙が混み上がってくる。

「.....ロボロに恋しそう」

「んふっw俺に恋してもええんやで？w」

「.....いや、でも、チビだしなぁ」

「関係無いやろ！！！！」

ロボロと笑い合い、心が軽くなった。

「ロボロ、ありがと」

「おう、いつでも相談しーや」

それから2人で雑談をしつつ書類を進める。
ちなみに、来るはずだった鬱先生は来なくて、ご飯の時にトントンにちくろうと思う。

「よし、俺書類終わったけど手伝うか？」

「んや、私ももう終わるから大丈夫やで。
手伝うんならトントン手伝ってやってや。」

「あー、せやな。そうするか。
ほな、トントンとこ行ってくるわ。またご飯のときな～」

「ばいばーい」

カメラで侵入者を警戒しつつ書類を進める。
全く、鬱先生が居ないから虚無やで.....

1人になってから1時間が経った頃、背後から気配を感じた。

「ゾム...？どうしたん？」

「......なぁ」

いつもは驚かすために気配を消し続けるのに、今日は気配を消していなかったから何かあったのかと声を掛けると、ダクトからでてきたゾムに抱き着かれた。

「ぞ、ゾム？」

「なぁ、ショッピ君と付き合ったん？」

「はぇ？」

ゾムの言葉から思いもしない言葉が出てきて変な声が出る。

「なっ、なんで？」

「、明後日。二人でデートするんやろ？」

なんでゾムがそれを.....？

「デート....うん。けど、付き合ってはないで。」

「もし、俺が行かんといてって言ったらどうする？」

ゾムの言葉にドクンと心臓が跳ねる。
なんで、

「なんで、そんなこと言うん？」

「行って欲しくないから。」

「なんで、行って欲しくないん...？」

これ以上はダメって思ってるのに、勝手に口から続きを促す言葉が出る。

少し体が震え始めて、それに応じてゾムの抱き締める力が強くなる。

「Aが、他の男と出掛けるんが嫌やから」

だめ

「なん、で」

これ以上は

「Aの事が好きやから」

怖い

ゾムに好きと言われアリサの顔がフラッシュバックする。

「っは、」

「っA！？」

「ゾム、ごめっ」

呼吸が荒くなる。
怖い

「恋愛がっ怖い、」

ごめん、ゾム。
嬉しいのに

「うれし、いの、に、こわっい」

もう、好きが分からないから

ごめん、ゾム

「っペ神！Aが、はよ、はよモニタールームに来てや！」