【M,S,S,P】私はいらない子...？【あ、ろ、ま、ほ、っと】 (ページ9)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:11,728 hit

第54話ページ9

あ「あろまほっとでーす。」

8時になり、マイクラの収録が始まった。
私は物音を立てないように寝室に行き、ベッドで実況を見る。

たぶん溜め録りするだろうから3.4時間ぐらい撮るのかなとか考えていると、ドアが開いて香祐さんが入ってきた。

貴「あれ、思ったより早かったですね」

時計が指すのは9時。
まだ始まってから1時間しか経っていない。

あ「えおえおんちに宅配便来たから一回休憩。
お風呂湧いてるけど入る？たぶん、今入らないと遅くなっちゃうけど。」

たぶん、ふぶにいは私のことも配慮してくれたんだな…

貴「じゃあ、お言葉に甘えてお借りします！」

あ「ん、じゃあ、着替え持って下来て。タオルとか、色々説明するから。」

貴「はーい！」

急いで着替えを準備して下に行くと、脱衣場のところで香祐さんが大雑把にだけど場所を教えてくれた。

あ「んじゃ、ごゆっくりー」

ごゆっくりとは言われたけれど、休憩だからあまりゆっくりはしていられない。......もしかしたら、あまり時間にいちゃいちゃできるかもしれないし！！

とりあえず、体を洗って髪も洗おうとシャワーを浴びる。そういえば、シャンプーとかどうしよう。借りてもいいかな.....

ぱぱっとシャワーを済ませてお風呂に入る。

お風呂には入浴剤が入っていて、疲れが取れていく気がする。もしかして、わざわざ用意してくれたのかな…
お風呂も普段あまり入らないだろうし。

香祐さんの気遣いが嬉しくて、いつもより早く体が温まり割と早くお風呂を上がる。

リビングに行くと香祐さんはソファーで紅茶を飲んでた。

あ「ん、早かったね。」

そう言いながら香祐さんは自分の隣に座るようポンポンっと叩く。
私が隣に座ると、香祐さんは立ち上がって後ろに立った。

どうしたのかと聞こうとした時、髪がふわふわしたもので包まれる感覚した。

あ「痛くない？」

貴「あっはい、えっと…？」

あ「風邪ひくから、髪乾かしてやる。」

....What's？

ほんとにこの人は鬼と呼ばれている人なのか…

貴「じっ自分でやりますよ？」

あ「いーの、俺がやりたいんだからやらせろ」

少し荒っぽいけど、痛くはない。
むしろ、心地いい拭き方とドライヤーの風が気持ちよくて眠くなってくる。

気持ちいなぁ…

そう思って目を閉じた。