不思議な森で4…rb ページ11
そして、別れの挨拶をしようと思ったら、
Aの姿はもう、どこにもいなかった。
仕方なくAが示した道を歩く。
しばらく歩くと目の前には見覚えのある家が。
どうやら、目の前にある家は俺たちが住んでいる家のようだ。
ただいま、とドアを開けると、
コンビニ行くと言ってどこ行ってたんやロボロ、とグルさんが声をかけてきた。
壁にかけてあった時計をチラと見ると、午後十時。
家を出てから二時間経っていた。
そこで思い出した。
Aが言っていたことを。
『この森はねぇ、時間の進みが遅いの。』
森では三十分過ごしていたのだと思っていたが、実際には一時間経っていたらしい。
rb「ちゃんとコンビニ行ってきたで？ほら。」
gr「そのようだが…。
それにしても遅すぎないか？」
rb「ああ、それはな…。
いや、なんでもないわ。ちょっとした用事やで。」
そう言うと、グルさんはそうか。と言い、深くまで詮索してこなかった。
数日後。夜八時。
もう一度Aに会おうと思い、あの森があった道を通った。
しかし、どんなに歩いても森なんてどこにも見つからなかった。
あるのは見知った街。
そして、俺は悟った。
もう二度と、Aには会えないこと。
もう会えなくても、俺は、
小さくて可愛く笑うAのことは、
これから先、一生忘れることはないだろう。
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我々だ大好き(プロフ) - コネさんの大好きな歌なので感動しました…！ (2019年6月24日 17時) (
レス) id: c0892606ed (このIDを非表示/違反報告)
月 - シャオロンのやつがなぜか泣けた！ (2019年5月25日 20時) (レス) id: 235ab58054 (このIDを非表示/違反報告)
みおう(まふそら)(プロフ) - 仁菜さん» ありがとうございます！！この作品でそう言ってもらえるとは思っていなかったので凄く嬉しいです！更新速度は亀よりも遅いですが、これからも頑張ります！！ (2018年12月10日 1時) (レス) id: 3b075dcde1 (このIDを非表示/違反報告)
仁菜 - すごく好きです泣きました (2018年12月9日 0時) (レス) id: 579ea2128a (このIDを非表示/違反報告)
仁菜 - すごく好きです泣きました (2018年12月9日 0時) (レス) id: 579ea2128a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みおう | 作成日時：2018年9月30日 22時
