17話 ページ18
亜嵐side
えっと…この倉庫だよな。
貴「きゃっ！ケホッケホッ…」
「おま…ちゃんと前見ろよ…w」
貴「見てたもん！」
「コケるとか…wプッ、ガキかよ…w」
貴「はぁ…！？ちょっと言い過ぎじゃない？」
「俺はお前みたいにダサくねぇし。」
貴「うるさいわね、亜嵐のバカ…バカバカ！！」
えっ…泣いてる？
おいおい…泣くなって！
「悪かったから！泣くなよ…。」
貴「…ふふ、引っかかったー！(^○^)」
ウザっw
俺は炭の入った、箱を持つとAが前に立った。
「…？ あの〜？通りたいんですけど〜？」
貴「ねぇ…もし私と涼太くんが付き合ったら、どうするの？」
はぁ？何言ってんだよ…。
「…お前、転んで頭打ったんじゃねーの？」
Aを通り過ぎて、歩こうとすると、
また前に立って俺を止める。
貴「真面目に答えて。亜嵐は、どうするの？」
「……どうするって……どうもしねーよ。」
貴「幼馴染が、友達と付き合うんだよ…！？何か思わないの？」
そりゃあ…悔しいよ…。
Aは離れて欲しくない…！
俺のそばからいなくなるなんて…ふざけんなよ！！
だけど…言えない。
「どうも思わない。涼太が好きなら、勝手に恋愛でもしてろよ…！俺なんかほっといてさ！
あいつが好きなんだろ？なら俺を捨てて、あいつのとこ行けよ！！」
貴「……そう……亜嵐はそう思ってたんだ……。」
亜「はっ…いやっ、違っ！」
貴「………私のこと……好きじゃなかったんだ…。」
亜「えっ、今なんて…」
貴「…っ、何でもない…早く行こっ。」
まじでふざけんな…！
遠ざけてどうする……でも、これがいいのかもしれない。
涼太のためだ…裏切るなんて…できない。
でも…
それでも…
諦めきれないのは、お前が…Aが…
俺のそばにいるからなんだよ。
好きだよ、A…。
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作者名：みっぷー | 作成日時：2018年8月19日 16時
