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――――――3年前


12月7日


Aは佐藤とその他の部下とある捜査をしていた。その日は夜遅く現地で解散となった。刑事たちと別れ自身も帰ろうと歩き始めたところに何処かで見た事のある顔が横を通り過ぎた。



その顔の状態は警察学校を卒業するなり音信不通となっていた人物の一人諸伏景光だった。Aは不審に思い後ろをこっそり追うことにした。最近誰かの後ろをよく追っている気がすると脳内で笑いながら気づかれない程度に走る。




廃ビルに入って行く諸伏に続けAも中に足を踏み入れた。どういう訳かすっかり見当たらなくなった諸伏だったがビルに入っていた所は目撃していた為迷う事なく鉄の階段を登っていく。




一歩踏み出したところでカツンと大きな音が鳴り響いた。当たり前だ、前述した通り階段は鉄でできているのだから。足音を立てないように一歩づつ丁寧かつ早く登っていく。



屋上の扉が見えてくると諸伏とまた別の男の話し声が聞こえる。


「命乞いをする訳ではないが俺を撃つ前に、話を聞いてみる気は無いか?」


「拳銃を抜いたのはお前を撃つためじゃない、こうする為だ。」


拳銃というワードを聞いて嫌な予感がしたAは迷わず扉を開ける。すると二人の男の視線は一気にAに集まった。

「石崎?」


「久しぶりだね。諸伏。それと赤井くんじゃない。」


「ホォー久しぶりだなお嬢ちゃん。」 「え、知り合いか?」



「まぁね。諸伏自決は諦めな、彼はFBIの人間だから心配する必要は無いから。」


いまいち状況が掴めていない諸伏は少し固まっているがAは気にする事なく話を進めた。


「さて、赤井くんが居るって事は例の組織が絡んでるの?」


「そんなところだ。彼を逃がすのを手伝ってはくれないだろうか?」


「勿論。喜んで引き受けるわ。」






夜も深まって行く11時。廃ビルの屋上の暗闇の中Aは不敵に微笑った。







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明里香(プロフ) - 35話、意識は底でじゃなくて、意識はそこでです。 (2022年9月10日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
藍愁(プロフ) - 明里香さん» 教えてくださり有難うございます。修正しました。 (2022年9月10日 11時) (レス) id: be748264db (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 35話、ただなだけすをって何ですか。 (2022年9月7日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 25話、いらっしゃら無いじゃなくて、いらっしゃらないです。無いと漢字にはしません。いらっしゃらないで一単語です。 (2022年9月7日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 21話、必要なは無いからじゃなくて、必要は無いからです。 (2022年9月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年1月28日 17時

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