彼氏.旦那が…【実|況|者】

ペアなルック【ky】 ページ20

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『キヨさん。』


「はい。」


『ペアルックしましょう。』






は？やだよ。






俺の嫌だという言葉を聞いていたにも関わらず、



『これたぶんキヨに似合うよ』




そう言って、出してきたのは
メンズ物のスウェット




『私も着るから、着て。』


「えー、ヤダわー、普通に。」



いや！着てみたら意外に気持ち変わるもんよ？！




友達とよくお揃いのものを
身につけている彼女が言うことは
実に信憑性が高いが、



それにしても嫌なもんは嫌だったりする。






まぁでも、スウェットのデザイン好きだし

一回着てみっか。





バサッと今着ている服を脱げば





おー、着る気になりましたか〜。

そう言って、ニコニコするA。





『私も着てくるね。』

同じデザインとスウェットを持って
着替えをしに行く。






『はい！どうですか！』


鏡の前にAと俺で立つ。





「意外にイケるわ。」


『だべー？！』






テンションがあがり、
いきなり道民になる彼女。






その格好のまま家の中で過ごしていたら、






途中でフジが来て、思いっきり笑われました。





(え！何やってんの？！)
(フジ君かわいいっしょ？！)
(え、ちょっと待って、笑いが止まっ…ハハッ
キヨが一緒なの着てる、やばい。)
(うるせーっ！！！！)


−−−−−−
微笑ましいキヨカップルを書きたかった(°_°)

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