38話 ページ38
「私は調査兵団の分隊長をやっているハンジ･ゾエ。そして彼は同じく分隊長のミケ･ザカリアス。」
エレンの隣にいるミケはハンジが話している間、エレンの匂いを嗅いでいる。
戸惑いの表情を見せているエレンに気付いたのかハンジは彼の説明を付け加えた
「あ〜、彼はそうやって初対面の人の匂いを嗅いでは…」
フンッ
「鼻で笑う癖がある。」
「…」
「まぁ、多分深い意味は内とおもうけどね〜。でも、分隊長を務めるほどの実力者だ。」
長い廊下を歩きながら会話をしていたハンジは大きな扉の前で足を止める。
「あぁ〜っと、ごめん、無駄話しすぎた！もうついちゃったけど大丈夫！むしろ説明なんてないほうがいいんだから！」
憲兵団の兵士がエレンの両脇をつかんで扉を開けて連れていこうとした。
「あぁ！！ちょっと！」
エレンが振り返ってハンジに話そうとするも憲兵の歩みは止まらない
「勝手だけど我々は君を妄信するしかないんだ。健闘を祈る！！」
バタンと大きな音がして扉は閉められた。
「……」
エレンは扉の向こうの天井を見上げていた。
天井には大きな壁画がえがかれている。
そして辺りを見回すと憲兵団、駐屯兵団、ウォール教信者、そして調査兵団が決められた場所に整列していた。
し、審議場！？俺は審議場の地下にいたのか？
「前に進め！」
銃を構えた憲兵の一人が銃口でエレンの背中を押して進ませる
「そこに膝まづけ！」
言われた通りにすると、動けないように後ろ手に枷をつけられているエレンの隙間に支柱を差し込み固定した。
エレンが周りを改めて見ると審議場の中央には各兵団の幹部及びウォール教の上層部がいた
なんだこの面子…そもそもこれはいったい何を裁く場なんだ！？
訳も解らず周囲を観察しているとアルミンとミカサの姿を見つけた
お前ら…
二人は心配そうにエレンを見つめている
ガチャ
前方より白髪の眼鏡をかけた男性が入場し、エレンの正面にあたる席についた
「では、始めようか」
彼の一言で場が静まり返り、糸をピンッと張ったような緊張感が辺りを包んだ。
一言で空気を変えた彼こそがダリス･ザックレー総統。調査兵団、駐屯兵団、憲兵団、三つの兵団を束ねる司令官で全軍の最高責任者である。
【現在公開できる情報】
ダリス･ザックレーは訓練兵団を除く三つの兵団を統括する総統。
兵団の上部組織には既得権益の維持に努める者が少なくないが、人類全体の利害に基づく判断で行動できる人物である。
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調査兵団幹部チーム愛し隊 - 今さらながらなんですかが、ナイルおj(((殴 は憲兵団師団長じゃないんですか？ (2016年8月22日 14時) (
レス) id: 894b276357 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - らるさん» もちろんです！！読ませていただきますっ♪ (2014年4月17日 19時) (レス) id: 1acc0f6ccb (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - southさん» ようやく告白まで書けました！しかし、告白シーンとか苦手でして…無理矢理感満載ですがお許しを(笑) (2014年4月17日 19時) (レス) id: 3623d1c29a (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - いちごみるくさん» いつも読んで頂きありがとうございます！続編についても制作中ですのでその時はよろしくお願いしますね (2014年4月17日 19時) (レス) id: 3623d1c29a (このIDを非表示/違反報告)
south(プロフ) - キターーーーー//////告白！続きが楽しみです！ (2014年4月17日 18時) (レス) id: edd4929e4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らる | 作成日時：2014年3月16日 0時
