27話 ページ27
アルミンは驚いていた。
生きている巨人が辺りにいない
リヴァイとAが片っ端から駆逐しているからだ
友人のミカサも大変優秀な兵士だが、リヴァイとAは更にその一線を超えている。
二人に近づいたアルミンは、必死の思いで声を張り上げた。
「リヴァイ兵士長！！A副兵士長！！」
倒れ伏した巨人の上に立つリヴァイとA。
捕食される人間の身でありながら巨人を支配するかのような姿であった。
アルミンの呼び掛けに二人が振り返る。
「あ、あのっ」
言い淀むアルミンに対して、Aはゆっくりと歩み寄ってきた。
彼女が愛用する他の兵士とは違う形の剣についた血を振り落とす。
アルミンにはその動作が恐ろしく感じた。
兵士として当たり前の動作なのにまるで自分が次のターゲットになってしまったかのような恐怖を感じる。
完全に萎縮してしまったアルミンを庇うように、ミカサが一歩前に出た。
「ミカサ・アッカーマン、訓練兵です」
「ア、アルミン・アルレルト、同じく訓練兵です！」
現在戦闘中であるので敬礼をする余裕は無かった。
…失礼にあたるだろうか？
アルミンの不安をよそにAは頷いて返す。
「用件は何？」
「……我々は、ウォール・ローゼの扉を塞ぐ為に作戦実行中です。詳細を話す時間はありませんがあの巨人を守って欲しいんです！」
事情を知らないリヴァイとAにとって、巨人化したエレンはやはり巨人でしかないはずである。
それを"攻撃するな"というだけでも無茶苦茶なのに説明なしに"守れ"と言っているのだ。
説明されたところで納得いくはずがない。
アルミンはAの瞳をじっと見つめながら必死で伝えた。
「あの巨人が大岩を使って、穴を塞ぎます！成功さえすれば巨人たちの侵入は防げるんです！」
「……」
「あの巨人は人間が変身したもので、エレン・イェーガーといいます！僕の友達であり訓練兵です！！」
「エレン？…あの子か…分かったわ。」
「……え？」
キチガイと思われても仕方ない言葉を叫んだのに対して、返ってきた答えは予想外だった。
呆気に取られるアルミンとミカサをよそに、Aは大きく息を吸い込み、そして…
「各員へ命令する！あの岩を抱えた巨人を守れ！」
命令を受けた兵士たちはエレンに近い者から攻撃を始めた。
その結果エレンの周りの巨人たちはエレンから兵士たちに方向転換をした。
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調査兵団幹部チーム愛し隊 - 今さらながらなんですかが、ナイルおj(((殴 は憲兵団師団長じゃないんですか？ (2016年8月22日 14時) (
レス) id: 894b276357 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - らるさん» もちろんです！！読ませていただきますっ♪ (2014年4月17日 19時) (レス) id: 1acc0f6ccb (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - southさん» ようやく告白まで書けました！しかし、告白シーンとか苦手でして…無理矢理感満載ですがお許しを(笑) (2014年4月17日 19時) (レス) id: 3623d1c29a (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - いちごみるくさん» いつも読んで頂きありがとうございます！続編についても制作中ですのでその時はよろしくお願いしますね (2014年4月17日 19時) (レス) id: 3623d1c29a (このIDを非表示/違反報告)
south(プロフ) - キターーーーー//////告白！続きが楽しみです！ (2014年4月17日 18時) (レス) id: edd4929e4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らる | 作成日時：2014年3月16日 0時
