19.探る ページ20
色々と突っ込みどころ満載な状況に一瞬気が遠のいた気がした。
え、どなた？患者衣服着てるし療養中の子たち？
…ええ、でもなぁ。それはいいんだけど些か謎すぎる
警戒心丸出しで部屋の中央におしくらまんじゅうでもしていたのかと問いたくなるほどに固まってこちらを三者三様に見つめていた彼ら
私が怖いとか？いやいやないよね。だって何も知らない人からしたら見た目は普通の女だし。
というかほんと、もう我慢の限界だから突っ込ませて貰うけれど、貴方の猪頭なに!?なんでそんなの付けてるの!?正直目に入った時びっくりしたから!!しかも刀向けてるし!!つかその刀刃こぼれしすぎじゃない!?
隣の子もどうしてそんなに顔真っ赤っか!?熱が湧いてんですか!?さっさと寝て治せ!!
そんでもってその後ろの子!!君が一番なんかびびってるけど何をそんなに恐れてるんでしょうか!?ガタガタ震えて小動物っぽいんですけど!?なんだそれ可愛らしい!!
と、心の中で何やら堪えていればそんな三人組の一人、猪頭を被った彼が切っ先を私に向かって振りながら喋りだした。
「お前は変だ!!」
『なにそれっ!!急に初対面でお前は変だとか言われたことないんですけど!!てかそんなこと言われる筋合いないのですが!?
えっと、まあとりあえずそんなことは置いといて、ひとつ寝床貸してね。』
「っ！そ、それ以上近づくんじゃねぇ!!おい！聞いてんのか女!!」
『だって、動かないと煉獄さん寝かせられないじゃない!!何がそんなに嫌なの!?そんで君は鼻抑えてどうした!?』
「にっ、匂いがっ！甘い匂いがとても香ってきて…
できればそれ以上近付かないでもらいたいです!!」
…匂い、だと？何事かと思えばもしかしてそれのせい？にしても二人には近付くのも拒否したいほどの強烈な匂いが感じられてるの？後ろの黄色い子はそうでもなさそうだけど…
そもそもどこからそんなの臭ってるのかしら。
と、スンスン首をあちこち動かしては鼻を利かせてみるもののなかなか甘い匂いというものは臭ってこない。
自分では感じられないものなのだろうか？とふと疑問に思っていれば背中でもぞもぞと動く気配。
あら？煉獄さん起きたのかしら。なんて思っていれば突然として左胸に何か触れる感触。
『……………え。』
「うむ、なかなかの心地良さ…」
貴方嘘でしょ、とばかりに驚きすぎて開いた口が塞がらない。
ねえまさか、本当は気絶してなかった？油断を誘われたの？執念深すぎでしょ!!
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かかす(プロフ) - 面白いです、作者様神.. (2020年3月2日 14時) (
レス) id: cb1c312403 (このIDを非表示/違反報告)
メリ助(プロフ) - コメント失礼します！！この小説を読むのが楽しくて仕方ありません！！もっと更新頑張ってくださいっ！炭治郎が主人公のフェロモンにあてられる様を早く読みたくてそわそわしながら更新通知覗いてます…(〃ω〃) (2020年2月25日 4時) (レス) id: edf0a2913a (このIDを非表示/違反報告)
まりまる - かっ、神絵(白目) (2020年2月22日 3時) (レス) id: 47953253f0 (このIDを非表示/違反報告)
シュラス - え、あの絵のどこか汚いんですか？寧ろ神レベルじゃないですか。マジリスペクトしてますよ？もっと自信を持って下さい！( ´∀`) (2020年2月13日 1時) (レス) id: 7e1b00660a (このIDを非表示/違反報告)
Rinu - ○○しないと出れない部屋がいいです！ (2020年2月10日 20時) (レス) id: 2e42f0c8e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水飴 | 作成日時：2020年1月24日 19時
