母性6% ページ7
ピクニック当日
XANXUSの大好きなお肉を入れ、サンドイッチにお茶、サラダ、兎も角
XANXUSが沢山食べれるように大量に作った。
ｻﾞﾝ「おかしゃ、おべといっぱいだね！」
貴「そうだよー！XANXUSが沢山食べれるようにいっぱい作ったからね！」
わーいと両手を上げてニコニコと喜ぶ息子が天使です今日も←
レジャーシートと弁当を持ってXANXUSと手を繋いで少し離れた草原の丘。
その丘の公園を目指して歌を歌いながら歩く。
貴「春風そよ吹く岩陰に〜、愛しいあなたに似た花を〜
沢山積んで渡しましょう〜、無償の愛を受け取って〜〜♪」
ｻﾞﾝ「おかしゃのおうたすきだなぁ！」
貴「ﾌﾌｯ､ありがとう！あ、見えて来たわよ!!」
ｻﾞﾝ「ほんとだ！(ﾀｯ」
XANXUSが私の手を離して公園に走って行く。
大きくなったなァ、そう思いながら私も歩いて追い掛ける。
駆け回るXANXUSは、昔の無力で弱い赤ん坊ではなくなった。
今も可愛いが昔も可愛かったなぁ、そんなことを考えながら歩いていたら
ﾀﾞｧｧｱﾝｯ!!!!!!!!
貴「!!?」
今のは、銃声、近い。たぶん、近くでマフィアの抗争があるだ。まずい、戻らないとｯ!!
ｻﾞﾝ「あの音何？(ﾀﾞｯ」
貴「!?XANXUS!!ダメよ戻って!!」
音のする方へ走るXANXUSを止めようと私も後を追う。
近付く度に音が大きくなる。あぁ、XANXUSの身に何かあったら、どうしたらｯ!!
ｻﾞﾝ「おかしゃー！こっち!!」
貴「戻ってお願い!!」
角を曲がったXANXUSの後を追って曲がれば、拳銃を突き付けられてるXANXUS。
私は咄嗟にXANXUSを強く引き寄せ、背中を向けたと同時に
ﾀﾞｧｧァァァァァｱｱｱｱｱﾝｯ
ｻﾞﾝ「お、かぁ、しゃ…」
撃たれた、肩を、痛い
撃たれた所が、焼けるように熱い
あぁ、でも、XANXUSに怪我なくて、良かっ((ｻﾞﾝ「ふざけんな。」
へ?
貴「ざ、ん？」
ｻﾞﾝ「母さんを傷付けやがって、ふざけんな!!!!(ｺﾞｫｫｵｵ」
XANXUSの手から出た炎は私を打った奴をカッ消した。
赤とオレンジが混ざり合ったその炎は
風の噂で聞いたボンゴレ二世が灯した憤怒の炎に似ていて
初めて、こんなに怒った息子の顔を見て
胸が苦しくなった
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