母性16% ページ17
ディーノに案内させ、着いた9代目の病室には全員驚いた表情をしており、XANXUSも扉付近に居て驚いていた。
貴「XANXUS、居たのか、悪いなちょっと待ってろ。」
そう言ってもうデカくなってしまった息子の背中をポンと叩き、ジジイに向かって歩く。
近付く事に早歩きになり、周りのなんか知らんおっさん共が止めようと動き出す前に
貴「ﾊﾞｷｨ!!)……話に来たぜ、ジジイ。」
クソジジイの顔に一発入れた。みんなあんぐりと口を開け、呆けていた。
ﾉｰﾉ「Aさん、すまないね、君やXANXUSを傷つけ、嘘を着いてしまい。」
貴「傷？笑わせるな。私もXANXUSも、お前に付けられた傷は何一つねぇよ。
私達が許せないのは、私が許せないのは、騙して人の息子を取り上げた事だｯ!!!!!」
苦い顔をして下を向くジジイ、お前が苦しい顔をするなｯ
貴「何故言わなかった！私は言ったぞ！息子を幸せにしろと！約束をしただろう!!
なのに、なのにお前は私の息子を弄んだ挙句8年氷漬けにした!!消えぬ痣を残した！
私は血の繋がり何かねぇけど、息子を不幸にする嘘はつかねぇ!!」
XANXUS side
ジジイの胸ぐらを掴み怒鳴る母さん
貴「息子を不幸にする嘘はつかねぇ!!」
確かに、母さんは嘘を着いたことが無い。俺の父親の事を聞いた時も
お前を拾ったから知らないとハッキリと言った、それぐらい母さんは嘘をつかなかった。
貴「お前に預ける事で危険が伴ったとしても守ってくれると！幸せになると信じて預けたんだ!!
こうなるなら、貴様を信用すべきでは無かったな、クソジジイ。
ボンゴレとしてのケジメはテメェらで好きにしろ。ただし、」
何も言わないジジイに嫌気が差したのか乱暴に突き放して
ジジイに背を向けて病室の扉の前、俺の傍に来た時
殺気を飛ばし、少しだけ振り向いて、睨み付けていた
貴「XANXUSに危害を加える処罰は私が許さねぇからな。」
荒々しい獣の様な殺気、尖りきったその殺気は喉元にナイフを突きつけられているようだった
そのまま母さんは俺の腕を引いて俺の病室に向かった
その中には幹部共も居て、連れられてる俺に驚きを隠せないでいた。
俺をベットに寝かせて、そのそばに優しく座り込んだ母さん
貴「XANXUS、怪我は、平気？」
ｻﾞﾝ「…あぁ、平気だ。」
貴「………」
ｻﾞﾝ「………」
そのまま重い沈黙が続いた。何かを言おうと口を開いたら
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