母性14% ページ15
XANXUS side
悠々と俺の過去をその無駄にデケェ声で語るカス鮫
それにすら俺の怒りが積もっていたその時
貴「巫山戯んなクソゴミカスがぁぁぁぁああああああ!!!!!!!」
数年暮らした、あの女が、怒りをあらわに戦場に来ていた。
初めて本気で怒っているのを、見たかもしれない。
ブツブツとジジイへの怒りを口に出す女。
何より驚きだったのは
貴「カスが、邪魔をするな(ｺｫ､ﾄﾞｶﾞｧｧｱｱﾝｯ」
止めに入ったチェルベッロを一瞥もせず、俺と同じ
憤怒の炎でカッ消した事だった
血も繋がって居ないのに、なぜ同じ炎が使える？なぜ、なぜ母さんがその炎を使えるんだ。
ﾁｪ「今のは憤怒の炎、貴女はXANXUS様側の者ですね。これ以上妨害をするのであれば
XANXUS様は不正行為の為、失格になります。」
目を見開いて荒く息をする
初め見た母さんの姿は、お預けを食らった飢えたケモノの様だった。
その後の戦いは語るまでもねぇ、俺たちの不正で失格。
その後、駆け付けてきた部下諸共、門外顧問や9代目守護者の監視下の中で病院で治療する事に。
運ばれる前に側に一番すぐに走り寄ってきたのは、あの女だった。
貴「ﾊｧ､ﾊｯ､XANXUSｯ、」
悲痛な顔で見つめる女。お前は俺を捨てた、お前さえ居りゃ良かった俺を捨てたお前が、何故悲しむ。
ｻﾞﾝ「俺を捨てた女が、なんの用((ｷﾞｭｯ!!いてぇ!」
俺のそんな言葉さえも包み込んで俺を抱き締める女。
体は疲弊仕切って動かねぇし、女の胸に顔を押さえ付けられて声も出ない
ﾚｳﾞｨ「なｯ､貴様、ボスに何を!!」
貴「うるせぇカス、黙ってろ、お前もだXANXUS。」
そっと離れ、ようやく視界に光が戻り、その視界いっぱいに映る女。
ｻﾞﾝ「………なぜ、ここにいる。」
貴「8年前のバースデーカードに書いていたろ、会いに行くって、ようやく来れたんだ。」
バースデーカード？じゃぁ、Mって、motherのM、この女の事だったのかよ。
貴「とりあえず明日また会いに行く、待ってて。」
そう言って頬にキスを落として背中を向けた女、Aは
家光に詰め寄っていた、その光景を最後に、意識を落とした。
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